奇跡が起きた。
クロネコヤマトから届いたクール便の荷物。純白の外装に金の箔押しで「Ruby Roman」の文字。
中は、もちろん……
ルビーロマン様!!!! 石川県生まれの高級ぶどう。
なんとこれ、プレゼントキャンペーンの当選賞品なのである。5名にルビーロマンが当たるという、その幸運な5名に選ばれた。夫が。事前に届いた当選通知メールを見たとき、信じられないのと嬉しすぎるのとで「ヒュッ」と息をのんだ。下手したら息がとまるんじゃないかと思った。それくらいの興奮。だって、ルビーロマンよ? これ1房で1万円くらい。そらもう、息もとまるわ。
日時指定をして自宅待機。ぴんぽーんとインターホンが鳴ったとき、ヤマトだ!というより先に、ルビーロマンだ!!と叫んでしまった。
いやあ、きれい。まさに宝石。品格と迫力にうっとりする。
見てよこのサイズ感。一粒の全長が4センチほど。「粒」という言葉が持つイメージを大幅に超えてる。もはや「玉」。
それにしてもルビーロマンに恵まれた今シーズンである。これまで年に1回も食べないことのほうが多かったのに(というか生涯で3回くらいしか食べたことない)、今年はなんとパフェを食べに行き(4粒)、友人からおすそ分けしてもらい(半房くらい)、そしてこの当選(一房まるごと)。これはもう大事件と言っていい。あまりの珍事に、夫は「今年だけで、一生分のデラウェアを食べたな」などと口走る始末。待て待て、デラウェアじゃねえよ。
ルビーロマンは種なし品種。皮は食べられないが実離れがとてもよくて、丸ごと口に入れてつるんと中身を押し出せる。そして果汁の量が尋常ではない。これはゼリーなのかワインなのかってくらい、ぷるっぷるでじゅわじゅわ。まじで、この世にこれ以上のぶどうがあるとは到底考えられない……!というおいしさ。
値段だけ聞くと、たかだかぶどうにそこまでお金を出す必要があるのか?と思うけれど、食べてみるとその差は歴然。想像以上の味というか、実際に食べてみないことには想像のしようすらないわけで。なにごとも実体験にまさるものはないな、やらずにあれこれ言うのは全然説得力がないよなと、そんなことまで思わせてしまうルビーロマンなのであった。
ちなみにこのキャペーン、5名にルビーロマン、10名にルビーロマン柄の豆皿が当たるのだけど、夫に当選通知がきたあと私にもメールがきて豆皿が当選。ちょっと待って私たちどれだけツイてるの? こんな強運な夫婦いないよねと得意になるとともに、そもそも応募者数がめちゃくちゃ少なくて定員割れしてたのか?とやや心配に。発送タイミング的にルビーロマン豆皿にルビーロマンをのせることはかなわないけれども、楽しみが先につづくのはとても嬉しい。
▼このパフェを食べたのが応募のきっかけ。元はとった。