旅と日常のあいだ

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深夜の駆け込み氷室饅頭で無病息災を願う

金沢では、7月1日は「氷室の日」。無病息災を願って氷室饅頭を食べる日。どの和菓子屋でも、こぞって自慢の氷室饅頭を売り出す。

もちろん私も買うつもりだったのだけど、さて仕事帰りに行こうかと思ったら、なんと財布を家に忘れてきたことに気づく。目当ての店は現金対応のみで、スマホでの決済は不可。なんてこと! 他の店に行く時間的余裕もなく、「ああ、今年は氷室饅頭なしか」とあきらめて帰宅。我が家の無病息災に、暗雲がたちこめた。

が、ここに救世主あらわる。夕方、畑でとれた野菜を届けにきた義両親が「これ、おみやげ」と渡してくれた紙袋のなかみが、氷室饅頭だった。マジですか! これこそまさに一番ほしかったものだよ! 採れたて新鮮なトマトやナスやズッキーニ以上に、思いがけず出会えた氷室饅頭に興奮してしまった。

ピンクと緑の2色。ありがたや。一般的には白ピンク緑の3色が売られているのだけど、義両親的には3歳児にはまだ早いだろうと考えて大人2人分を買ってきてくれたもの。

でも実は、このときすでにうちの3歳児は氷室饅頭を食べたあとだった。

というのも……

保育園のおやつが氷室饅頭だった。(毎日の給食とおやつ写真がアプリで見られるご時世) しかも、白色。はからずも家族3人で3色がそろう格好になった。

ちなみに私はピンクのを、23時40分に食べた。それより前に食べるタイミングがなく、でもおいしそうなので我慢できず。あんこたっぷりの饅頭を食べる時刻ではないが、縁起物はその由来の日に食べなきゃ意味がないだろうという大義名分のもとに。無病息災のためなら、多少の不健康は仕方ない。本末転倒だけど目をつぶってくれ。