旅と日常のあいだ

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ハーブスのストロベリームースを食べながら直木賞のおさらい

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先日、おみやげにもらったハーブスのケーキ。ストロベリームースなり。記憶が不確かだが、食べるのは初めてかも(食べたらだいたいこのブログに記録しているので)。

ピンクの部分はいちごムース、よく見るといちごのつぶつぶも入っていた。しゅわっと軽い食感とともにいちごの甘酸っぱさと爽やかさが口に溶けていく。上のホイップクリームはムースに比べると味も口当たりも濃厚だから、両方いっぺんに口に入れると溶け方に時間差があって、そこがまた魅力のひとつなのだった。この軽やかさと明るいピンク色、年が明けてまだ20日が過ぎたばかりとはいえ、季節はもう春に向かっているのだなあという気分にもなったよ。まだちょっと早いか。

先週、芥川賞と直木賞の受賞作が発表された。森見さんの『熱帯』が直木賞を獲ったらうれしいなと思っていたけれども落選。といっても、候補5作品のうち選考前に読了したのは『熱帯』『童の神』の2作のみ、『ベルリンは晴れているか』は半分も読めず、『信長の原理』と受賞した『宝島』は未着手のままなので候補作を読み比べたうえでの森見推しってわけではない。デビュー以来の森見さんファンってことと、小説『熱帯』のとらえどころのなさ、仕掛けの複雑さに心惹かれての私の一票だった。

熱帯

熱帯

 

ひとまずこのあと、『信長の原理』を読もうと思う。そしてなにより、各選考委員による各作品へのコメントを読むのが楽しみだよ。

▼このサイトが面白い。芋づる式に読んでると半日くらい経っちゃう。