旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


子どものPCR検査、保育園休園、癒やしのビビンバ

f:id:lovestamp:20220124003217j:plain

雪道の足あと。長靴と犬。

 

週末は予期せぬことが起こってバタバタ、心身ともに疲弊した。

子が通う保育園で関係者のコロナ感染が判明。夜に電話がかかってきて、保健所からの指導により明日は登園不可、子どもにPCR検査を受けさせるようにとの指示。場所と時刻を指定される。ショックで体がすーっと冷えるような感覚があった。同時に、いつ来てもおかしくないものがいよいよ迫ってきたなという諦めの気持ちも。

検査は病院駐車場でのドライブスルー方式。2歳児は出かけるときの親の様子がいつもと違うことを敏感にかぎとっており、「きょう保育園おやすみ? 今からどこ行くの?」と疑問をぶつけてくる。病院だよと正直に答えると嫌がるのはわかっているので言葉を濁していると、そのことから答えを感じとり、「びょういんいくの?」とずばり聞いてくる。推察力の鋭いお子であることよ…!

車中では「びょういん行かない、おうち帰る、けんさしない!!」 車列が少しずつ動いて直前のクルマの番になり、窓辺で何やらやっている係員の姿が見えると子の緊張はマックスに。ついに我々の番が来て、開いた窓から係員の腕が伸びてくる。私は子の腕と体をがっちりホールド、係員は長~い綿棒を鼻の穴にぐりぐり。突然の事態と痛みに、子はこの世の終わりさながらの大号泣。そうなるよね。

私がびっくりしたのは、終わった瞬間、子が大泣きしながらもみずからパチパチと拍手をしたこと。自分で自分を褒めてあげたい、まわりの人にも褒めてほしい、という気持ちの表れか? つられた大人たちがパチパチと手をたたく中、子は震える声で「バイバーイ! もうバイバイ! 窓しめて! 早くしめてぇぇ!!」と絶叫し、車が発進。強制終了!という感じの幕引きであった。いやあ、よく頑張ったね。私は鼻ぐりぐりをやってないので、その痛みや気持ち悪さは想像するしかない。

翌日、結果連絡を待っている時間はずっと落ち着かなかった。いつ鳴るかとスマホをちらちら気にして過ごす。作家が、芥川賞・直木賞当落の電話を待つときってこんな気持ちか? 結果、我が子は陰性とのことだった。ひとまずホッとした。が、保育園は臨時休園することが決定。夫と私と交代で会社を休み、この緊急事態を乗り切ろうとしているところである。保育園が予定どおりに再開するかどうかはわからない。検査対象者を拡大しているようなので感染者が増えるかもしれないし、なんともいえない。

 

f:id:lovestamp:20220124003518j:plain

とりあえず近場でおいしいものを食べて元気をつけようと、石焼ビビンバ。熱々の鍋にカリカリおこげ、半熟玉子がからむ。石焼ビビンバを食べるの何年ぶりだろう、存在すら忘れてたけどそういえば好きだった。

改めて、ひとつずつの行動に気をつけて、適切に食べて寝て、自分でコントロールできる限りにおいて健康を維持しないと。感染防止のためにもそうだけど、奔放で元気な2歳児と一日中家で過ごすにはとんでもない体力と気力が要求されるので、むしろそっちが大変。