旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


伊香保温泉と水沢うどん

4月末の連休中、群馬県は伊香保温泉へ出かけた。早起きして、静岡から鈍行列車で新宿へ行って、新宿から伊香保までは高速バスで。

初めての伊香保温泉。温泉街のシンボルである石段をいちばん上までのぼって、伊香保神社でおみくじをひいて(中吉)、源泉が湧き出ているところを見て(ガラスのドーム越しにお湯が湧いているのを見られるようになっている)、お昼に豆腐料理を食べて、石段沿いの射的や輪投げの店をのぞきながら下ってくる。5月目前というのに風が冷たくて、手袋を持ってくればよかったなと思うくらい。

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石段はぜんぶで365段。両脇の道におみやげの店やごはん屋さんが並ぶ

お散歩はほどほどにして、夕方以降はホテルでのんびり過ごす。温泉にも入って夕食も食べ、あまりある時間をつかって何をしたかといえば、うまい棒の食べ比べ。石段のなかほどにある駄菓子屋(その名も「おかし屋」)にうまい棒全種が売られているのを見たからには、うまい棒大会を開催しないわけにはいかなかったのである。(うまい棒18種、食べ比べランキング - 旅と日常のあいだ) 

翌日は、「水沢うどん」を食べに行く。稲庭うどん、讃岐うどんと並ぶ「日本三大うどん」なのだって。 水沢は伊香保温泉街からは4キロほど離れているのだが、路線バスの接続が悪いので歩いて行くことに。小一時間ほど歩いて(ようやるなあ)、うどん店が立ち並ぶ一角に到着した。

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「水沢うどん街」の看板。道沿いに十数軒がずらりと並んでおります

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水沢うどん、コシがあって好きだった。やはりうどんはこうでないと。 名産である舞茸の天ぷらも。選んだのは「大澤屋」

帰りはうまい具合に路線バスに乗って伊香保温泉に戻り、再び高速バスに乗って新宿へ。 バスを降りたら新宿では歩行者天国が行われており、あまりの人の多さと気温の高さに、ついさっきまでの伊香保の静けさとの落差が激しすぎてくらくらするほどだった。 旅はまだ終わらず、次なるお目当ては行列ができるというかき氷屋さん、ひみつ堂。 その味を求めて、下町・谷中(やなか)へ。