旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


東京・谷中、ひみつ堂のかき氷

伊香保温泉で一泊(伊香保温泉と水沢うどん - 旅と日常のあいだ)したあと東京に戻ってきて、次に向かったのは下町、谷中(やなか)。行列ができるほど人気のかき氷専門店があるということで、「一度食べたらかき氷の革命が起こるよ」という友人のすすめによって。昨日の伊香保も初めてだったけれど、この谷中も初めて訪れる場所だった。 商店街は、生活のための商店街でもあり、下町観光のメインストリートでもあるようだった。通りには、私たちも含めて食べ歩きやぶらぶら歩きをする人の姿がいっぱい。

さて、私たちが向かったのは「ひみつ堂」なるかき氷屋さん。なんて可愛い店名だろう!と思っていたら、「氷蜜=ひみつ」なのだって、可愛いね。17時前に店に行ったら18時前に入店できる整理券を渡された。その間、商店街をぶらぶら。イカ焼きの店から漂う香りに誘われてがまんできず、かき氷の前なのに食べてしまう。

そんなこんなで時間になり、整理券を振りかざしてひみつ堂に入店。先に看板を見てメニューを決めていたのだけれど、食べたかった「ハニーりんご」は直前で終わってしまい注文できず。季節限定の「うぐいす桜」と迷って、「甘夏みるく」を注文した。

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甘夏みるく! 氷、でかっ!!

山盛りの氷にミルクシロップがかかっていて、別の器の甘夏ソースを自分でかけながら食べる。このソースが、ちゃんと果実で作ってあって、甘夏の苦みとつぶつぶがミルクの甘さと引き立てあって、それはそれは美味しかった。この氷は冷凍庫やなんかで人工的に作ったのではなく、自然の中でゆっくりゆっくり凍った天然の氷であるらしい。かき氷はふわふわ、もちろん冷たいのだがイヤな冷たさではなく本当にふわっとした口当たり、甘夏の蜜と一緒に舌の上ですうっと溶けて、あっという間にパクパクと食べきってしまった。かき氷を「ガリガリしてキーンとするもの」だと思っていた私には、確かにこれは、かき氷の革命かもしれん。

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友人が頼んだ「いちごみるく」。これも豪快だわね

 

まだ静岡には帰らず、この日は東京に泊まる。翌日は、ハーブスの美味しいケーキが私を待っている。