旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


保育園児のなやみごと

保育園からの帰り道、子がぽつりと話してきたのが、「◯◯くんと遊んでたら、名前を呼び捨てにされて、いやな気持ちになった。『くん』とか『ちゃん』とかつけてほしいのに、してくれなかった」って。「◯◯くんは仲良しペアなのに、そんなふうにするなんていやだなー」とも。仲良しペアなのに…とかいうところが、かわいすぎてウギャアァ!ってなったけど、それは私の勝手な萌え発動なので見せずにおく。

園の方針として先生も子どもどうしも「くん」「ちゃん」を付けて呼ぶことをルールにしているので、呼び捨てへのショックとか忌避感が強いんだよな。子どもにとっては大問題であり、なんとか解消したい事態。だって相手は仲良しペアだもの。そうだね、いやな気持ちになるよねと子の気持ちを全肯定しつつ、「◯◯くんに、『くん』をつけて呼んだほうがうれしいって言ってごらん。そのほうがいいのか!って気づいてくれると思う。もちろん先生に言ってもいいよ。絶対に話を聞いてくれるから」と伝える。いやな気持ちにふたをするより、意思を表明して打開しようとする精神であってほしい。子は「わかった、やってみる」。

翌日、私からは何も聞かずにいたのだけど、子が自分から「先生に言ったよ。先生が、ごめんね気をつけるね、って言ってた」とすっきりした顔で報告してきた。かなり、じーんとした。子は私のアドバイス的なことを心に留めて保育園に行って、実際に先生をつかまえて、その話をすべきだと思ってしたのだな。やるじゃん! 葛藤とか緊張もあったかもしれない。どんな表情でどんな声で話したんだろう。家にいるときとは違う、公的な場で家族以外の人間と向かい合って接してる姿を想像したら、なんかそれだけで泣けてくる。いじらしさが爆発する~~!! 

そのうちきっと、悩みどころかふだん考えてることも何も話してくれなくなるような時期がくるんだろうけど、家族は常に味方であること、話したくないことは話さなくていいってこと、でも話せば必ず聞いてくれるということを揺らぎなく信じられるような関係でありたいなあと、そんなことを思った。たぶん毎日の積み重ね。

 

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子どもの月イチ弁当デー。コーン天かすごはん、コロッケ、かぼちゃ、チーズ、たまご。好物を入れたら黄色ばっかり! トマトもブロッコリーも食べないんだもの、かーちゃんお手上げ。彩りはもう、シリコンカップにまかせきりよ。