旅と日常のあいだ

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何があっても君こそが愛くるしい

どこで聞きかじったのか、我が家の4歳児がブツブツと「あいくるしいなあ~」とつぶやいていた。たぶん何かの動画の影響。

愛くるしいの意味を知ってるんだろか?と思いつつ「愛くるしいは、かわいくて大好きでたまらないってことだよ」と言うと、子はしばらく考えてから「おかあさんが、あいくるしい」と発言。

おかあさんが、あいくるしい!!!

その形容詞が自分に向けられるとは思わず、しかも我が子から発せられたことが嬉しくて胸キュン。私が…愛くるしい…。ニヤニヤしながら噛みしめるように味わっていたら、子は追い討ちをかけるように「あーもう、おかあさんのことが、めっちゃくちゃ、泣くほどあいくるしいよ~」と言ってきた。泣くほど、って。これはちょっと調子に乗ってるというか、私の反応をおもしろがってわざと大げさに言うお遊びになってる感じだな。でも、それもひっくるめて嬉しい気持ちになった朝。

夕食に、サバ缶とさつまいもの炊き込みごはん。

チャーハンや混ぜごはん大好き、さつまいも大好きな子どもにとってこれは大ヒット間違いなし!と自信があったのだが、チラッと見るなり「なんでさつまいも入れたの? 白ごはんがよかったのに」と嫌な顔をされた。ショック。

子は「さつまいも入れるなんてへんなの。おかあさん、へん! さつまいもなしにして!!」と譲らない。仕方がないので、さつまいもを除去しながらよそう。どういうわけかサバは問題視されず、混ざっていても気にせず食べてた。基準がわからん。さつまいも、ごはんに混ぜずに単品なら食べるのかと別皿に置いてみたが箸をつけず。難しいなー。

泣くほど愛くるしいと言ったそばから、変呼ばわり。大好きなさつまいもを、ときに毛嫌い。まったく、移ろいやすきは4歳児の心と秋の空である。