GWスタートのタイミングで今さらではあるが、3月はじめの東京旅行覚え書き。1泊2日、大人2名+4歳で。1日目、はとバス観光を予約してある以外はノープランだったけど、結果的にほどよい疲れと充実感。予定スカスカくらいでちょうどいいわ、4歳連れの旅行は。
11時30分に羽田空港到着。子はとにかく「コロコロ」(スーツケースのこと)を押したがり移動に時間がかかりまくる。東京駅に向かうモノレールの途中、今夜のホテルに先に荷物を預けに行く夫と分かれ、私と子はふたりで東京駅へ。大都会の人波のなか、ここで手を離したら大変なことになるという使命感と責任感がむくむくわいてきて、この世でふたりきりというような覚悟で子と歩く。
12時45分東京駅着。はとバス出発は14時なので、ごはんの店をモタモタ悩んでいるヒマはなし。とりあえず何かあるはずだとKITTEに直行し、1階のすぐ目についたビアレストランへ。
ビールを飲みたい大人向けっぽいけど、外に置かれたメニューにピザやパスタがあったので思い切って入る。照明暗めで落ち着いたソファー席。店員さんはすぐに子食器とコップを出してくれ非常に居心地良し。ピザとシーザーサラダとフィッシュアンドチップスを注文。フィッシュ~はデフォルトのタルタルディップのほか、「お子さんが使いますか?」とケチャップの小皿も持ってきてくれた。なにこの親切かつスマートな対応は。さすが都会の玄関口、いかなるシチュエーションに対してもホスピタリティがすごいわなどと感じ入る。しばらくして夫が合流。肉を追加。
店を出て、はとバス乗り場へ(丸の内南口なのでKITTEから近い)。事前予約は済んでいるが決済はまだなので切符売り場に並ぶ必要がある。これが予想外に時間がかかり、まじで出発に間に合わなくなる寸前だった。冷や汗かいた。
乗ったのは2階建てのオープンバスで、ツアー名【TOKYOパノラマドライブ(レインボーブリッジ&銀座)】というもの。約1時間かけて東京名所をまわり、同じ丸の内南口に戻ってくる。下車観光はなくすべて車窓からの眺め。気楽でよい。初めての2階建てバスに子は乗る前から大喜び。
東京駅 =日比谷公園 = 霞ヶ関 = 国会議事堂 = 虎ノ門ヒルズ = 東京タワー = レインボーブリッジ = お台場 = 豊洲 = 勝鬨橋 = 築地 = 歌舞伎座 = 銀座 =東京駅
信号機が近すぎて笑う。
見上げる東京タワーが勇ましい。東京タワーを通り越してしばらくしたところで、ツアーガイドさんが「いま自撮りをすると、みなさんの背景にきれいに東京タワーが写ります!」と案内。確かに。試してみたらうまくいった。こういうアドバイス楽しい。
バスは途中で首都高へ。寒すぎて笑う。考えてみたら体むきだしで高速を走ったことなかったわ。顔全体で風を切りながら、乗客みんなが「かぜつよ~~!さむ~~~!」
建築中のビルあり、開発中の土地あり。一方でかつての築地市場跡地はきれいさっぱりのすっからかんで時の流れを感じる。オリンピック選手村も競技場も夢のあとという感じ。
東京らしい景観の一部を凝縮して見せてもらって満足した。東京という都市が、永遠に完成しない生き物みたいに思えたな。歴史や伝統や人の欲望や思惑といった何もかもをパワーにして、飲み込んだり吐き出したりしてる感じ。
子はやや疲れ気味で「もうホテルつく? いつ行くの?」と聞いてくる。朝から移動ざんまいだったもんね。バスを降り、丸ビルのハーブスでマロンケーキとマロンタルトをテイクアウト。東京に来てハーブスを素通りする選択肢は私にはない。
京急で移動し、ホテルに着いたのが16時30分。ケーキ1つを3人で分ける(もう1つは冷蔵庫へ)。しばし一休みして、このあと行った中華料理店がまたよかった。