今年初のパン屋訪問は、野々市のニオールへ。年初を飾るにふさわしい贅沢パン屋さん。ボリューム満点のバゲットサンドとデザートタルトを買った。
サラダ・エ・フロマージュ580円。
イタリア産豚ももハム、チーズ、ミックスリーフ、ドライトマト、キャロットラペ。何層にも折りたたまれたボリュームたっぷりのハムは脂身も甘くて柔らか。ドライトマトも甘みと旨味が驚くほど濃く凝縮されていて、大ぶりのレーズンを食べているみたい。パン生地はかみしめるほどに香ばしさがじわじわ広がる。どこをどう食べてもパンと具の組み合わせが無敵で、味もいろどりも最高のバランスだった。
これだけでもお腹いっぱいになりそうなんだけど、困ったことに甘いものは別腹でして。
タルトモンブラン520円。手のひらにずしっとくる大きさ。
台はざくざくのタルト生地、その上に生クリーム、酸味のきいたカシスジャム、栗の渋皮煮、ラム酒たっぷりのマロンペーストがてんこもり。味と香りの重なりが豪華で、めちゃくちゃおいしかった。ケーキではなくパンという前提で、フォークは使わず手で持ってパクパク食べたのがまた、贅沢なことしてる~!という高揚感。
ニオールは、行くたびに何を買おうかドキドキして、どれも選んでも感動のおいしさで、「ああ、いいものを食べた」と心から満足できる良きお店。2022年、幸先のいいパン初めでした。