旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


箱の中の陣地争い。ロイズの栗の生チョコがおいしすぎる。

街中に出かけた折、近くのデパートで北海道展をやっていることを思い出し、「北海道…ロイズ…生チョコ……」と暗示にかけられたようになってしまった。邪念を振り払って帰ろうとしたものの、心とは裏腹に足は自然と店に向く。気づいたら最上階へ向かうエスカレーターに乗っており、あれよあれよ、吸い寄せられるように売り場に来てしまったのだった。ウニイクラ丼とかザンギとか北海道ラーメンにはちっとも誘惑されないのに、ロイズの魅力にはあらがえぬ。

生チョコに、シーズン限定品の「栗」があった。初めて見た。買わずにおられんわ。

 

マロン+ラム酒+ブランデー。濃厚なマロンクリームを密に固めた感じ、それが口どけなめらかにほどけていく食感よ。口の中がもう、マロンマロンマロンマロン・チョコ・クリーム・マロン・ちょこ・まろんまろん……って、誤入力みたいなことになる。激旨。

レンガのように並んで20個入っているのだが、あらかじめ私と夫が10個ずつという協定を結んでおいた。しかしこれおいしすぎて、ほかの目的があって冷蔵庫を開けたときにふと食べたくなるので困る。開封2日目にしてすでに私のほうが減りが早い。悲しい。

チョコが整然と並んでいるときは箱の半分ずつを自分の陣地として認識しやすいけど、間が空いて並びが乱れてきたらそうでもないんじゃないか。そもそも、自分が何個食べたか夫はいちいち覚えてない気がする。夫陣地から私陣地へチョコを移動させる、あるいは箱全体を雑な並びにして陣地を不明瞭にすることで、チョコの取り分をこっそり増やせるのではないか? そんなことを考えているセコい私である。栗チョコがおいしいせい。

そして今、ふるさと納税でロイズの返礼品を得ようと調べ始めたところです。その前にもう一回北海道展に行ってこようかな。