旅と日常のあいだ

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2016初夏、大谷崩と山伏登山

静岡市北部、山梨県との境にある山伏(やんぶし)に登った。標高2014m。二年前の2014年には、記念に登る人が多かったそう。

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2016年6月11日(土)うすぐもり

駐車場7:00-登山口7:20-扇の要7:35-8:45新窪乗越8:55-10:30山伏山頂(お昼)11:15-13:00新窪乗越13:15-14:40駐車場着
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山伏には、大谷崩(おおやくずれ)を通っていく。「くずれ」って、ひねりのないそのままのネーミングだが山が崩れた場所のことをいう。大谷崩は江戸時代の地震によって崩壊した場所。そしてなんと、今も崩れ続けている場所。周辺には、崩れて落ちてくる石や砂をせきとめるための砂防ダムが作られている。水を貯めるだけがダムじゃないのだね、砂があふれるのを防ぐためのダムもある。

その大谷崩を登る道(というか道なき道)は、想像以上にしんどいものであった。なにしろ傾斜が急、そして石や砂がゴロゴロガラガラしているので歩きにくい。踏ん張りがきかない分すべりやすいし、自分の足で落石を起こしかねないし。

行きは曇っていて、ずっと涼しかった。暑いのが苦手なのでこれはありがたいんだけど、しばらくすると霧が濃くなってあたりは真っ白に。行き先が見えないのがつまらないような、立ちはだかる急傾斜を見ずに済むのが気楽なような。

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足元はこんなガラガラ道

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大谷崩を進む。目の前がババーンと石の坂なんだけど真っ白で見えない

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途中は森の道を行く。霧のおかげで涼しいし、幻想的な感じも悪くない

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山頂も霧の中、展望なし!

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お湯を沸かしてスープランチ。6月中旬といえどさすがに標高2,000mを超えると寒い。下界じゃ半袖いっちょうの私だが、半袖+長袖2枚でちょうどいい気温だった。

下るころに霧が晴れてきた。くずれ部分では遠くまで展望がきくように。そしたらまあ、信じられない角度のものすごい斜面が広がっている。本当にこんなところを登ってきたのか? そして本当にこんなところを下りるの?

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伝わるだろうか、この斜度が。カメラは水平。坂の角度は45~50度くらいありそうだ。そりゃ石も転がるし砂も落ちるわ。日々崩れ続けているというのもわかる。

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こんな坂を真っ向から登れるわけはないので、細かくジグザグを繰り返しながら登る(下りる)。ジグザグ、ちまちま、スイッチバックで。底に向かって転がり落ちそうな急傾斜であるよ。

山伏、岩あり森ありで飽きない山行だった。いつものごとく、下山しながら次の山計画を考えてうずうずする現象が発生。夏の間に行きたい本命の北アルプスに向けて、ステップアップは続く。