白山(御前峰) @2,702m
2017年10月8日(日)~9日(月・体育の日) くもり、晴れ
◆1日目=市ノ瀬シャトルバス9:05発-別当出合9:25-10:10中飯場10:25-11:50甚之助避難小屋12:15-13:05南竜道分岐13:10-(エコーライン)-14:30室堂ビジターセンター(小屋泊)
◆2日目=5:20起床(5:46日の出)-朝食-室堂7:10-(山頂&御池めぐり)-9:50室堂10:40-(黒ボコ岩、十二曲り)-11:55南竜道分岐-12:20甚之助避難小屋12:40-13:55中飯場14:00-14:40別当出合
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一年以上ぶりの登山は、白山へ。メジャーな山だが登るのは初めてだ。今年2017年は開山1300年の記念イヤー。訪れたのは今シーズンの山小屋じまいの一週間前ということで人は少なくなかったが、歩きにくいほど混んでいるわけでもなかった。
◆行ってみての感想
・久々の登山だけどずっと苦しくなく登れた。私の体力や好みにあっているようだ
・道もいいし山頂の景色もいいし、あまり期待していなかった(というか前知識ゼロだった)山頂のお池めぐりがすごくよかった
というわけで、またぜひ登りたい山になりました、白山。やったね。
登山ルートは複数あるが、最もメジャーな「別当出合」から。早朝出発なら日帰りもできるけど、夏ならともかく10月は日が落ちるのも早いし、なにしろ一年のブランクがあるしで心配なので、小屋泊プランにて。奥にある吊り橋を渡って登山道へ。
ああ、登山ってこういう感じだったな、ラクなものではなかったな、それを忘れてすぐまた登りたくなるのはなぜなんだろうなと、自問が始まる岩の道。
砂防新道と観光新道という2つの道があり、斜度やら歩きやすさから、砂防新道を選択。その名のとおり砂防工事のための車道もあって、「歩かなくても車で来られるんかい!」と思うが、まあ、それはそれ。工事ご苦労様です。
途中、ぽかりと開けた緑地に小屋が見えたりして、なんともチロル的。チロルが何なのかいまいちわかってないけど、チロル的~!って思いながら見てた。この眺めがとても好きであった。牧歌的というか、ほのぼのとした桃源郷というか。
南竜道分岐からエコーラインに入る。ジグザグとした楽しくない登りを経て、弥陀ヶ原という開けた場所に出る。
草原あるいは湿地と木道、という組み合わせも好み。晴れたり霧が出たりする中を粛々と進む。山頂はまだ見えない。
ほどなくして、観光新道(選ばなかった方の道)から続くルートと合流し、最後のひとのぼりで、今夜の宿である室堂ビジターセンターへ。
定員750名という巨大小屋。この日の宿泊客は600名くらいだったようだ。
後ろに見えるのが白山の中で一番高い御前峰。そういえば白山は、単独の山の名称ではなく複数の峰の総称なのである(立山方式ね)。空は青いが、ガスが出たり風が強かったり(それにもう疲れた)で、山頂アタックは明日へ見送り。まだ早いけれど(14時30分だ)小屋でゆっくりすることにする。
夕食は18時から。おかずの種類が多くてうれしい。デザートまでついてる(これも種類がいくつかあって、好きなものを選べる!)。食堂で向かいの席になった初老の婦人が、チャック付きのビニール袋から「ゆかり」を出してごはんにかけていた。「よければどうぞ」と言われ、自家製だというゆかりを分けてもらう。梅干しも。恐れ入ります。
消灯前に外に出たら、星の数がとんでもないことになっていた。天の川もはっきり見えた。シャッターを60秒間ひらき、なかなかステキな写真が撮れた。手前は白山比咩(ひめ)神社の祈祷殿。神社の奥宮は、山頂にある。
ビジターセンターには郵便局があるのだが、この日は営業期間外だった。夏しか開いておらず、その時期しかおせない風景印があるのだよね。その意味でもここにはまた来なければならぬ。