8月に富士山に登るつもりなので、靴慣らしとトレーニングの意味でウォーキングをしてみた。大井川沿い、茶畑の緑まぶしい川根路を延々。新金谷駅を起点に国道をひたすら北上する。不必要にごっつい登山靴を装備して。
「茶畑の緑まぶしい」っていうか、歩けども歩けども茶畑以外の何もないわけだが。それに決して歩きやすくはないコース。カーブの多い山あいの道路を、大型トラック(工事車両)がビュンビュンすれ違っていく。基本的にずっと上り坂だし。歩いてる人なんてほかに一人もいやしないし。暑いし。「この道はやがて富士山につながっていくのよ!!」と鼓舞しつつ、ひたすら歩く。
どうしてこの道を選んだかというと、大井川鉄道の沿線だから。たまに山の木々が途切れて、眼下に大井川の広い流れが見える。それから、大井川鉄道の線路が見える。遠くで汽笛が聞こえたあとにガタンガタンという音が近づいてきて、列車が通っていくのが見える。旅情あふれる感じなのだ。
汗だらだらで、持って行った2枚の手ぬぐいはフル稼働。しかし山を渡る風は清々しくて、いい気分の道のりだった。距離にして12キロ、3時間くらい歩きどおし。途中の福用駅をゴールに決め、ここからは電車で折り返して帰る。乗車時間はわずか20分。ふー。
歩いてる途中の風景はこんな感じ。これでもかこれでもかの茶畑。
福用駅の手前で列車に行きあった! これは素敵な、ザ・静岡的ショット。
万歩計がこんなに数字を刻んだのを見た記憶がありません。20000歩で撮りたかったのに、無駄に1歩動いてしまった。
心地よい程度の筋肉痛はあるものの、疲労感や、登山靴による痛みなどはまったくなし。ちょっと自信がついた。富士山に近づいた。こうやってちょっとずつ体力づくりだ。ちなみに今日の3時間歩行で体重が1キロ減った。うーん、いいことずくめ。