旅と日常のあいだ

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絶景! 日本の最高峰へ二度目の登山

二年ぶり二度目の富士登山に行ってきた。 旅行誌の取材も兼ねて、友人二人にカメラマンの四人チームで。

今回は人を笑わせることに頑張りすぎてしまうメンバーが集まっているので、とにかくしゃべりすぎ&笑いすぎによる酸素消耗をできるだけ控えること、というのが出発前からの課題だった。なにしろ高地は酸素が薄い。酸素不足による高山病がいちばん恐ろしい。笑いたい人は笑ってもいいが、人の酸素を奪わないよう息を吸わない方法で笑うべし。そこのところを重々確認しつつ、午後一時ごろ富士宮口新五合目を出発した。

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歩き始めは霧が多く、視界はまっしろ。

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七合目を過ぎたあたりから晴れ。眼下に雲海が見えだしてテンションが上がる。まだまだ調子も良くて、やめろと言っているのに何かと小芝居を打ってはお互いに笑わせあってしまう私たち。杖を使って一発芸をやったり、ジャンプ写真を撮ったり、ムダに体力を使いすぎ。若さゆえの過ちなのか。

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八合目を過ぎたあたりで影富士が見えた。手前の黒いのが富士山の山肌(白くて細いのは登山道を示すロープ)。奥に向かって三角になってるのが、雲海に映る富士山の影だ。

六時間くらい歩いたところで九合目の山小屋に到着。ここで仮眠をとる。山小屋ではほとんど眠れなかった。一枚の布団に二人とかいうレベルだからな。伸ばした足の先が、向かい合う他人の足と触れ合ってる状態。ちっとも寝られやしないよ!

午前二時半ごろ、セーターにカイロにウィンドブレーカーという完全真冬装備で再び出発。眠気で痛い頭をだましだまし、山頂までの岩場を登る。ひたすら登る。登山者が多くて列が詰まりがち。なかなかペースが保てない。息も絶え絶えな感じで進むこと二時間。四時半過ぎに、ついに山頂に到着。

そして午前五時、みんなで迎えたご来光。 雲と空を裂いて強烈な光が差して、その場にいた全員の顔が幸せそうな金色に染まって、「富士山最高ーーー!!!!!」な感じになったのでした。その光景の美しさは、もはや説明不要。

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しかし今回の富士登山、これだけではなかった。 道中で我が人生史上最大級のサプライズが起こったのだ。 おお、富士山! なんという奇跡の山!  思い出しただけで体温が三度上がる興奮エピソードは次回に続く。

こんなことってあるのだろうか、という興奮の続きはこちら