旅と日常のあいだ

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浜松まるたやの「チョコあげ潮」。年賀状じまいをする気はない。

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静岡に住む友人Kちゃんから送られてきた荷物のなかに、うれしいおみやげが入っていた。浜松銘菓として有名なクッキー「あげ潮」の、チョコバージョン。初めて見た!

かつて静岡に住んでいた頃もその後も、あげ潮は大好きで何度も買っている。が、チョコ味が存在することは知らなかった。これがもうすこぶるおいしくて、ひとたび袋を開けたら永遠に食べ続けられる味。レーズン、くるみ、オレンジピール、コーンフレークが入っていて、ドライフルーツの凝縮された甘みとザクザクした食感がすんばらしい。同じような商品がありそうで、なかなかない。プレーンも100点満点のおいしさなのに、そこにチョコを足したらば、想像の限界を超えるおいしさ。いや~、好きだわ。Kちゃんのセレクトに感謝。自分でもどしどし取り寄せたいほど気に入った。

 

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もうひとつ、かわいいのが入ってた。しっぺいの人形焼~! しっぺいは静岡県磐田市のキャラクターで、民話に登場する「しっぺい太郎」という霊犬がモデル。きまじめな表情がたまらん。

 

Kちゃんと最後に会ったのはもう20年ほど前で、以降は年賀状を送り合うのが唯一という関係性。お互いにメールもLINEも知らない状態だった。が、2022年のKちゃんからの年賀状に「よければ子ども用のおもちゃをあげたいです」とあって、2023年私「ぜひほしいです」、2024年Kちゃん「では送ります」という片道1年間✕3回のやりとりが。こんな時代にこんなにもスローで不確かな意思疎通をしているなんて、ある意味ロマンチック。それがきっかけで今年ついにLINEを交換したのだけど、1年どころか1分足らずで返信が行き交うスピード感のギャップがすごい。

それで思ったのが、いま、年に一度だけ思い出したように送る形式的な年賀状なんてやめてしまえみたいな風潮があるけれども、年に一度でも相手を思ってペンを取る時間を持ち続けていれば関係は失われないし、なにかのタイミングで頼ったり頼られたり関係が強くなったりというおもしろい展開がじゅうぶんにあり得るんだな、ってこと。あげ潮をもらったから言うわけじゃないけど(笑)、縁は長く大事にしたいものである。