骨の髄から甘党の私は一年中いつだって甘いものが好きだけど、寒い時期に特においしいのがチョコレート系のお菓子。最近食べた「チョコレートまつば」が非常においしかった。芋かりんとうをチョココーティングしたもの。
芋まつばは、静岡県吉田町にある松浦食品が製造している芋かりんとう。静岡では地元産のおやつとして有名。これにミルクチョコレートをコーティングしたのがこの冬季限定の「チョコレートまつば」。静岡在住の妹が数週間前に送ってくれた(同じタイミングで歯がめちゃくちゃ痛くなりものがかめない暗黒時代に突入したので食べることができずにいたけれど、痛みがおさまってかめるようになったのでやっと解禁)。
なんといっても特徴は、チョココーティングが厚いこと! ポッキーなんか比じゃない。フランくらいある。チョコは柔らかめ。口に入れるとチョコの味と厚みがしっかり感じられて、その奥から芋かりんとうが現れる。正直チョコの主張が芋の味より強いくらいなんだけど、それがマイナス要素というわけでもなく。たっぷりのチョコと芋かりんとうの組み合わせは、チョコレートまつばでしか出せない味わいなのだった。かりんとうはガチガチに固いのではなくサクッとしていて、そのあんばいがちょうどいい。自分の歯でものがかめる幸福との相乗効果なのかおいしさに対する感受性も倍増しているようで、ちょっとだけ…あと1本だけ……のつもりが、気がついたら袋半分以上がなくなっていた。こわー。
松浦食品のオンラインショップで買える。ホワイトチョコバージョンもあり。芋まつばの魅力というページを見ていたら「鹿児島県のさつま芋を使用しています。今までの経験上鹿児島県産のさつま芋が適していると思います」とあった。「適していると思います」という文章の飾らなさ(?)に誠実さや真面目さを感じて好感度アップ。