旅と日常のあいだ

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北海道旅② 札幌のおいしい回転寿司【根室花まる】。あぶらがれいにハマる

新千歳空港に着き、エスコンフィールドでめいいっぱい遊んだあとは、宿泊地である札幌へ。初日の夜はお寿司を食べようと決めており、札幌在住の友人がすすめてくれた人気店へむかった。

めざすは【根室花まる】という回転寿司。友人いわく「札幌駅のステラプレイスというビルにあって、観光客でいつも混んでる。あまりにも混んでいたら、徒歩10分くらいのmiredo(ミレド)というビルにも入店している」とのこと。

札幌駅で降りた我々、まずはステラプレイス店へ。順番待ちの発券機があり、18:20時点で60組待ちだった。普通に平日の木曜日なのにおそるべし。何時間かかるか見当もつかないので、もう一店舗のmiredoへ移動。18:34に発券しこちらは33組待ちだった。約半数。席数のキャパがわからないので一概に比較はできないけど、早く順番がまわってきそうなmiredo店で待つことに。非常に有益な情報を教えてくれた友人に感謝。

花まるはmiredoの地下1階にある。2階にグリーンやベンチが並ぶフリースペースがあったのでそこで待った。目の前にスタバがあり、お腹ペコペコの私は桃フラペチーノを飲みたくてたまらなかったけれども我慢。いま胃袋をフラペで埋めてはだめ、できるだけお寿司を入れるスペースを開けておかなければ!と言い聞かせ、じっと耐え抜く。

アプリで待ち人数がわかるシステムなので、1分おきくらいに再読み込みを繰り返して状況を確認してしまう。なかなか減らない待ち人数がじれったい。その間子どもは、持ってきたミニカーやお絵描きタブレットで遊んでいた。飽きてくるとビルの内外を探検。お腹すいたよね、大人の都合で待たせてごめんよ。待つこと1時間半、20時にやっと「店の前にお越しください」の通知がきたので飛んでいく。

回転寿司ではあるが、我々が呼ばれたタイミングではレーンに面したカウンターおよびテーブル席は満席。レーンから離れた場所にあるテーブルに案内された。メニュー表を見ながら、注文用紙にネタと数を書いてオーダーする。

北海道ならではおすすめネタを中心に注文。とろにしん(2貫308円)。生のニシンって食べたことないかも。肉厚の身に脂がのって、まさにとろける舌触り。

あぶらがれい(2貫308円)。初めて聞いた。北海道や三陸沖で揚がるそう。脂のツヤ感がすごい。表面がきらめいてる。身は濃厚で甘みがあって、こまかくやわらかく溶けていく脂が、まるで肉を食べてるみたいだった。驚愕のおいしさ。

ほか、赤貝、たこ、炙りえんがわ、サーモン、穴子、えび、かんぱちなど、それぞれ好きなものを。生魚を好まない子どもは、玉子といなり寿司を食べて「北海道のおすしはおいしいなあ!」と述べていた。よかったね……笑

大人2人と4歳児で合計19皿を食べ、お会計は約6,000円。もっといくかと思った。値段以上の満足感があったなあ。待ち時間は長かったけど食べられてよかった。北陸では出会えないネタを味わって、北海道に来たなあ~と気分もあがるってものよ。

店を出たのは20:50くらい。整理券の発券はすでに受付終了していたけど、席があくのを待っているお客さんが何組か並んでいた。本当に人気があるんだなあ。連休のど真ん中だったらどれほどの待ち時間になることやら。

ぽんぽこりんのお腹をさすりながら今夜の宿へ。すすきのにある、ザノット札幌というおしゃれホテル。