旅と日常のあいだ

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排水口の詰まりに朝顔の支柱を突っ込むのはやめたほうがいい

水曜日の夜、事件発生。現場は台所の流し。排水管が詰まったらしくシンクの水が溜まったまま流れなくなった。

数日前から流れが滞っている感じはあったのだよね。排水管のぬめり取り洗剤などを試していたものの改善が見られず、「まだ致命傷じゃないし…」とだましだまし使っていたのがついに許容量を超えたらしい。

溜まったまま1ミリも減らない水位をじっと見つめていても埒があかないので、パイプに棒を突っ込んで突破口を作ろうと試みる。適度な棒がなかったので、夏のあいだ朝顔の鉢に使ってた支柱を上から差し込んでぐりぐり。ボコッと泡が浮かんできて水の流れができたので、これは大成功!と勝利を確信したのも束の間、今度はパイプから水が外に漏れ始めた。最悪の事態である。

水漏れは一定量で止まったけど、シンク下と周辺の床は水たまり。呆然とするほかない。ありったけの雑巾と新聞紙を出動させて拭き取った。慌てふためく親の姿に3歳児も異常事態をかぎとったようで、ふざけたり邪魔したりするのではなく、新聞紙を持ってきたり広げて手渡してくれたりと復旧作業にまじめに参加してたのにびっくり。なんか、行動が大人じゃん!と感心したわ。

とりあえず周辺をきれいにして原状復帰。台所の水道は使用禁止とした。食器やフライパンは洗面所で洗う。流しがせまいわ洗った食器の置き場がないわ、不便で仕方ないけど業者さんに来てもらうまでは我慢するしかない。

で、翌日、できるだけ水を使わない&洗い物を出さぬよう、作りおきや冷凍おかずをフル活用。ストックしてあった紙皿や割り箸も活躍。食器を使うときは上にラップを敷いて(ラップだけ捨てて食器は洗わず済ませる)、キャンプあるいは災害時の避難生活みたいな状況に。夕方には業者が見に来ることになり、あーよかった、1日だけならなんとかなるわ~と思っていた。

が、結局その日は解消せず。問題箇所を見たうえで、「土曜日にまた来て修理します」とのこと。水~土曜か、結構長い。しかし使用不可3日目の金曜日を終えたいま、すでに慣れてきてなんとかなってるという現実。外食したり惣菜を買って帰ったりということもせず、最小限の調理と洗い物でパズルのように組み立てる食事準備がちょっとおもしろくもなってきた。ずっとは嫌だけど、明日までだと思えば頑張れる。

ちなみに今朝は、食パンにハムとスライスチーズをのせてトースターで焼いたものを紙ナプキンにおいた。作りおきの野菜ナムルはラップを敷いた小鉢に盛り付け。夜はトースターで焼いた餅をクッキングシートを皿代わりにして食べる。レンジしたブロッコリー、作りおきの煮玉子とサラダチキン。なめこの味噌汁だけ作った。きのこは洗わなくていいからラク。なめこは包丁すらいらないし。カット済の油揚げと小ねぎも入れた。

さて、明日の土曜日は午前中のうちに業者が再訪予定。その場で問題解決しますように。これ以上の水なし生活はもうしんどくなってきた。水なしって言っても断水してるわけじゃなし、「台所で水を流せない」だけのことで水は出る&洗面所で洗い物もできるんだけど、やはり不便で面倒だ。

しかし同時に、食器の油汚れや食べかすは水に流すのではなく、ティッシュやキッチンペーパーでしっかり拭き取ってゴミ箱に捨てるべきという考えと行動がめちゃめちゃ身についた3日でもあった。洗面所のパイプまで詰まらせたら終わりなので、どんな小さな固形物も少しの油も流すまいという意識が強くなった結果。これまでだって気をつけてたつもりだけど、もっと徹底しようと心の底から思った次第である。