静岡に住む妹から干しいもが送られてきた。その前にメールで「干しいも好きだよね? 平、角、丸のどれがいい?」と聞かれ、干しいもは大好きだけれど、平とか角とかいう種類があるとは知らなかったし違いもわからないので妹のおまかせで。
静岡県御前崎市は干しいもの名産地。干しいも好きな妹一家は、御前崎の直売所に行って生産者や形の違う数種類を詰め合わせにしてくれたのだった。ちなみに当地では「干しいも」ではなく「芋切り干し」と呼ぶのが一般的、といいつつパッケージにはでかでかと「干しいも」の文字。左が「平」=薄切りの平らなもの、中央が「丸」=小サイズのさつまいもを丸ごと干したもの、右は「中おち」=形にならないくらい柔らかいもの。段ボールいっぱいにこの倍くらいの干しいもが届いた。もうね、干しいも好きとしては狂喜乱舞である。
そのまま食べてもいいけど、ねっとり食感を引き出すためには温めるとなおよろしい。丸と中おちを電子レンジで温めたらツヤがすごくて、蜜が溶け出しそうなほど。
丸のほうを手で割るとこんな具合。見るからに歯につきそうな(笑)ねっとり感。妹に言わせると「丸はふかしいもっぽい。干しが足りない」とのこと。「干しが足りない」という上から目線なコメントに笑った。固いのを噛みちぎるのではなく柔らかいのをハフハフしながら食べる感じは、たしかにふかしいも、あるいは焼きいも的かも。それにしてもこれはクセになる甘さと食感よ。干しいもバンザイ。
▲ いろいろ食べ比べている妹の絶賛品は、この「端山トク干しいも」