旅と日常のあいだ

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白山市の綿ヶ滝へ。駐車場から近くてラク。階段が整備されて行きやすくなったよ

三連休のあいだに訪れた、手取峡谷の綿ヶ滝(わたがたき)。駐車場からほんの2分ほど歩いた場所に階段があり、120段を下ると滝壺がすぐ目の前。落差32メートルで、豪快な水しぶきが見た目に涼しげだった。「見た目に涼しげ」ではあるけれど、体感としては涼しさゼロ。9月半ばだというのに最高気温は余裕の30度超えだし、滝壺は当然ながら湿度が高いし仕方ない。それでも、落下の迫力や水の流れに、気分がすーっとした。

対岸にも滝がある。こっちは細くて優美な流れ。

 

白山~手取川にかけてのこの一帯、今年5月に白山手取川ジオパークとして認定されたばかり。その関連もあって周辺がめっちゃ整備されていた。同じ場所に3年前にも来たのだけど、そのときにはなかった現代的なトイレが新設され、滝壺に至る120段の階段の段差が統一され、かつ幅が広くなって手すりが強化され、滝壺を見下ろすスペースにぐるりと手すりがついていた。安全性が格段にアップ。

レベルアップしたのは設備面だけじゃなく、子の興味と体力がものすごい伸びてるのを実感した。前回は1歳で、急すぎる階段を自分で上り下りさせることもできずにずっと抱っこ、滝を見てもあまり関心がなさそうで「なにこれ…」と不安げな様子だった。が、4歳の今は自分の足で階段を進み、「すべらないように手すりをつかんで、気をつけて降りよう」とみずから注意喚起。滝を目の前にして「うわ、でっかい! はくりょくある~。リアルだ~」。(←YouTubeの影響で「リアルだ」が口ぐせの今日このごろ。やめてほしい) かと思えば「滝の上がどうなってるのか見に行きたい。水はどこからくるの。ずっと出しっぱなしで、むだづかいじゃないの?」と鋭い質問。戻りの階段も、途中で「疲れたなあ~」とぼやきつつ最後まで頑張って自分でのぼりきった。

 

周辺には、そばの花が広がっていた。そろそろ新そばの季節だねえ。

綿ヶ滝 石川県白山市下吉谷町ホ1-4