旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


飛行機が近すぎる無料施設「フライトパーク」@中部国際空港

5月初めに愛知県の中部国際空港を利用したときのこと。空港内にフライト・オブ・ドリームズという屋内施設があり、その中に無料で遊べる「フライトパーク」があると聞いて行ってみた。無料! 屋内! なんてすばらしい響き。しかも飛行機の実機展示もあるそうで、これは大人も子どもも楽しいはず。

行ってみると、広い体育館みたいな空間にボーイング787が待ち構えていた。圧倒的な大きさと存在感。それだけでぶわっと血がたぎるわ。

飛行機全体をバックにおさめつつ自撮りができる位置に、スマホやカメラを置く専用台が設置されていた。最近こういうの多い。ありがたい。でもシャッターの瞬間に子どもがどっかを向いてしまい、家族のカメラ目線が全然そろわない現象が起こりがち。

周囲から眺めるのはまったくの自由。巨大なエンジンの真下に立って間近に見てみたり、機体のお腹を見上げてみたり。

コックピットを見ることもできて、これは順番待ちが必要。一般列に並んで自分の番がくるのをひたすら待つか、時間枠が区切られた整理券を入手して(そのためにも少し並ぶ必要あり)その時間に専用列に並ぶかのどちらかになる。(時間帯や混み具合によってオペレーションは違うかも)我々が行ったのはGW真っ最中の午前中で一般列は心がくじけそうな長さだった。整理券を得て、確か1時間くらい後の時間枠だった記憶。

この階段をのぼってコックピットへ。

背後からガラス窓越しに見学。中には入れない。写真撮影は自由。

パーク内にはほかに、飛行機の歴史や仕組みの解説パネルとか、実際に座れる客席展示とか、子ども用遊具コーナーがある。乳幼児向けの広場にはミニすべり台とかミニ管制塔。小学生が楽しめそうなジャングルジム的な遊具もあった(うちの4歳には難易度高め)。ダントツで目を引く、ネットを立体的にはりめぐらせた超楽しそうな大型遊具があったのだけど、これだけは有料(300円)。子は興味を示さなかったので利用せず。

コックピット見学を待つあいだ、子がもっとも夢中になっていたのはぬりえコーナーだった。ミニ机と椅子、色鉛筆が用意されていて自由に使える。ぬりえだけなら家でもできるけど、飛行機のたもと(?)で集中している姿はなんとも奇妙で貴重でおもしろいし、本人もとても楽しかったようなのでよし。

 

中部国際空港にはフライトパークとは別に展望デッキもひろびろと整備されてる。ベンチがたくさん。ただし日陰がないので自分で対策が必要。

離着陸する飛行機を眺めつつ世界各地に思いをはせるの楽しい。大きな空港には、自分だけじゃなくその場にいる大勢の旅行者たちの出会いや高揚感や緊張感もちりばめられていて、そのわくわくどきどきを共有しあう感じが好きだなー。