旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


にぎわう春ららら市と、静かな金沢21世紀美術館

金沢のしいのき迎賓館前で開かれていた「春ららら市」へ。昼過ぎにのんびり出かけたら予想以上の人出で、飲食店は大行列か品切れのどちらかという感じだった。

初日の昨日は寒い雨の日だったけど、2日目の今日は暑いくらいの晴天で絶好のイベント日和。しいのき緑地には小さな水路があり子はその流れに夢中だったので、近くにレジャーシートを広げてそこでお昼にした。夫は「旅する料理」のクスクス、子は「乗越」のサンドイッチ、私は「one one otta」のくるみスコーンとアップルシナモンケーキ。

(このレジャーシート超お気に入り。2012年にロンドンで買ったものを
ずっと大事に使ってる。ダイヤモンド・ジュビリーの記念デザイン)

▼このときのロンドン旅行。もう11年も前なのか!!

春ららら市で器とか工芸品を見たい気持ちもあったのだけど、人の多さにあてられてすでに疲労感。自分の興味のまま奔放に跳ね回る幼児を連れて繊細な品々を見て歩く気力と体力は、私にはもう残っていなかった……。また来年以降に来ればいいやと開き直り、会場をあとにする。

 

帰り際、21世紀美術館に立ち寄って無料エリアをぶらぶらとのぞく。天井が四角く切り取られたタレルの部屋に行ったら、子は「屋根がないよ~? 空が見えてる」と不思議そうにしていた。そういえば子どもを連れてくるのは初めて。イベント会場に集客をとられているのか、美術館内は意外なほどすいていた。なかでもタレルの部屋は気持ちが静かになるいい場所。たまに来るとすごくリフレッシュ効果があるなとしみじみ思った。