艷やかで端正で、なんてきれいなケーキ!
先日、お茶をしに石川県立美術館内にあるカフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」に行った。石川出身のパティシエ・辻口博啓さんのケーキや焼き菓子がそろうお店。黒色とガラスを基調にしたインテリアはクールで洗練された感じ。カフェ利用は入館料がいらないし街の中心部から少し離れているので静かだし、いい場所なのです。といってもお客さんは結構いて、休日だとちょっと待つことになる。でも着席前にケーキを選ぶスタイルなので、待ち時間のうちにショーケースを見て大いに悩んでいるとちょうどいい時間になったりする。それにさすが美術館、フリースペースにゆったり座れるソファがいくつかあるので割と気持ちよく待てる。
この日は土曜のお昼すぎに行って、4~5組待ち。ケーキは10種類くらいあったかな、栗を使ったモンブランの隣に、石川名物のさつまいも五郎島金時を使ったその名も「白山(はくさん)」というケーキがあってグッときたよ。抹茶とマンゴーとか、キャラメルとチェリーとか、一体どんな味がするんだろうその組み合わせは!っていうケーキが並んでいて、あれにもこれにもときめいた。ときめいた結果、上の写真のプリュムというケーキを選びました、648円なり。アプリコット×チョコレート×ナッツ。ナイフを入れると(フォークだけでなくナイフも一緒に用意された)チョコレートムースの下にサクサク生地の台座があって、口の中に濃厚さと軽やかさがいっぺんに訪れるのだった。
サバランもめちゃくちゃ美味しそうだったし、赤ワインでコンポートしたルビーロマンのケーキも美味しそうだった。持ち帰り用に買った焼きドーナツ(かぼちゃといちご)もたいそう美味しかった。ああ……。神様はどうして私を甘くて脂肪分の多いものが好きな身体におつくりになったのか。好物は煮干しと寒天です!って感じだったらカロリーのとり過ぎを気にしなくていいのになー。って言いながら、目下の楽しみは週末にピザ食べ放題の店に行くこと。飽くなき食欲にどこまでもつきあうぜ。