旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


元日のできごと。辻占、初詣、アイドル、地震。

ここ石川県では元日の午後に大きな地震。そのとき自宅にいて、このあたりは震度4だったのだけど体感的には「相当揺れている、しかもものすごく長い」と恐怖を感じた。揺れ続ける部屋でとにもかくにも石油ストーブを消す。不安がる子どもを抱き、余震がくるたびに血の気が引いていく思いだった。棚の上から物が落ちてくるのを止めることもできず、ただ座ったまま「ああ、落ちてる」と見つめる。我が家では、物が落ちたほかは何の被害も怪我もなく無事だった。しかし怖かった。今も怖い。

 

そんなことが起こる前、元日の朝。おせち料理とお雑煮を食べたあと、辻占(つじうら)をひらく。金沢のお正月の縁起もので、おみくじを包んだ小さな和菓子。3つひらいてその年の運試しとする習わし。

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「しごくよろしい」「思いがのこる」「あいたい見たい」。さて、どう読み解いたものか。会いたい・見たいと思うその気持ちのままに行動するが吉、というふうに解釈しておこうかな。


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午前中のうちに初詣へ出かける。参道の空気がぴりっと凛々しい。おみくじは大吉だった。旅行は西か西南がいいとのお告げ。今年はどこか海外へ行きたいなあ。

家でお昼ごはんを食べ、前夜の紅白でまだ見ていなかったYOASOBIのアイドルを見る。演出すごかったね…! アイドルたちのまぶしさ、きらめきに頭がぽーっとした。橋本環奈ちゃんの可愛さが苦しい。子どもが「アイドル」の曲が大好きなので大盛りあがり。「あー、りらちゃんかわいすぎる、なんでこんなにかわいいのー?」「人がいっぱいいすぎて、りらちゃんがどれかわからなくなる!」などとコメントしながら何度も視聴。まさに、一夜限りの夢のステージというにふさわしい豪華さ、きらきらしさだった。

その録画を見てる最中の緊急地震速報よ。えっこれリアルなやつ?それとも録画のやつ?テレビ?スマホ?なになに?とわからなくなった。夫婦のスマホがピーピー鳴り出して、部屋がカタカタ揺れてるような…と思ったら、ガタガタと大きいのがきた。そのあとはずっとNHKの地震特番をつけっぱなし。夕方、夜ごはんの準備をするときも、キュイーンという警報がなるたびにガスの火を消したりつけたりだった。翌2日の今も余震があるけれど、私のまわりはひとまずなんともない。職場からの安否確認メールがしょっちゅうくるのがめんどいけれど、無事ですと返答できることに感謝せねば。