旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


快晴の登山二連発。満観峰と、白鳥山

日頃の行いと気象条件に何の因果があろうはずもないのに、経験上確率上、私の外出計画は天候に邪魔されて中止になることが多い。非常に多い。な、ん、で? 雨で予定が流れるたびに降雨についていくばくかの責任を感じてしまう。認めたくないが、たぶんいわゆる雨女というやつなのだろう。計画していた航空祭、キノコ狩り、星空観測、雲海見物、ぜんぶ雨で流れたもんなあ。

天気の神様に見放されているらしき私だが、今月出かけた二つの山では完璧な青空に恵まれた。これは何ゆえ?と検証するに、そういえばどちらも同行者は「自称晴れ男」なのであった。雨女たる私の力よりも晴れ男の力の方が大きかったということか。悔しい。いや、なんてありがたい。

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 というわけで快晴の、焼津の満観峰(470m)。海の向こう、雲の下にうっすらと伸びる影は伊豆半島。写真がちっちゃくてよくわからん。山頂はひらけた芝生広場でぐるり大パノラマ、富士山も奥大井の山々も吉田港も見えた。景色が素晴らしいことは、登山のいちばんの目的になるなあと実感。気持ちよかった。

 

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それからこれは、山梨の白鳥山(568m)。登山口は静岡県芝川町にあり、山頂で山梨県南部町と接する。歩いて県を越えるってあまりないような。東にはご覧のとおりの富士山、北に目をやれば遠くは南アルプスの山々まで見えた。アルプス萌えの私も満足。富士山は職場からも家の近所からも毎日見えるので今さらって感じだが、裾野までこうきれいに見えるとやっぱりうれしいし、我が県の山だぜっていう誇らしさがあるね、誰かに対してさ。

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白鳥山の山頂は「恋人の聖地」に認定されており、こういうケッタイなものが設置されている。ハートの枠に富士山頂を入れて、何がどうなるの? このオブジェの隣には、未来を誓うんだか愛を確かめるんだかするためであろう金の鐘もあった。まあとりあえず鳴らしてみた。ぐわああああんと想像以上の大音量が響き渡り、恥ずかしいので鐘をつかんで振動を強制終了させた。

お昼はカップヌードル。山頂でお湯を沸かすという粋なことはせず、魔法瓶のお湯で安直な一杯だ。魔法の力がいかんなく発揮されたアツアツのヌードルは笑みがこぼれる美味しさであった。

次の登山では、山頂でおしるこを作るのもいいなと思いつく。抹茶を点てるのもよい。年内にあと何回登れるかな。雨さえ降らなければ、何度でも。