兵庫県立美術館でのPerfume衣装展の前に、徒歩3分ほどの場所でお昼を食べた。神戸在住の友人に教えてもらったその場所は、JICA関西のビルにある食堂。普通なかなか目がいかないと思う。さすがMちゃんいい情報持ってるわー。
JICA関西の1階にあり、誰でも自由に利用可能。月替りのエスニック料理、ハラールや菜食に配慮したメニューがある。地域色や多様性にあふれており、しかも安い。丼やランチセットが620円~。
月替りエスニック料理を注文(740円)。11月はアルジェリア。メニュー説明に「アルジェリアチキン、いんげん豆の煮込み、アルジェリアポテト、アルジェリアきゅうりサラダ」と書いてあったのだけど、ちょっと待って、どこらへんがアルジェリア的なのか具体的なことをひとつも言ってない笑。きゅうりサラダはバジルとオリーブの香りがよくてとてもおいしかった。アルジェリアチキンは、見た目のとおり鶏もも肉のトマトソース煮込み。箸でくずれる柔らかさで白ごはんに合う味付け。人生初のアルジェリア料理はどれもおいしかった。どのあたりがアルジェリア要素なのかは判然としないままだけども…。
これまでのラインナップは、東ティモール、ウズベキスタン、ウガンダなど。どんな場所でどんなものを食べているんだろうと想像をめぐらせるだけで旅気分。アルジェリアは私にとってまったく身近ではない地域だけど、ランチを1回食べただけでもう親しみを感じている。
お腹を満たし、Perfumeワールドを堪能したあと、おやつを求めて三宮に移動。念願かなってハーブス参り。さほど待たずに着席できた。マロンタルトとブラック&ホワイトチョコレートケーキを頼み、友人とシェアする。
シフォンケーキの生地にカシューナッツが入ったコリコリ食感がたまらん。ホワイトチョコクリームは濃厚でまろやか。かたやのマロンタルトはチョコチップ入りのふわふわ生クリームに、洋酒たっぷりのマロンペースト。2つのケーキはクリームも生地も口当たりも少しずつ要素が違って、分け合って食べるのに最適な組み合わせだったねと自画自賛であった。
神戸土産として、個包装の洋菓子を買いたいと相談したところ友人が勧めてくれたのがこれ。アンリ・シャンパルティエの栗入りマドレーヌ。全国に店舗があるし珍しくもないのでは?と思いきや、そういえば店の発祥は兵庫(芦屋)。このマロンケーキは兵庫県丹波産の栗を使っていて、しかも兵庫でしか買えない限定品。神戸土産としてこれ以上のものはない、という最強セレクトだった。Mちゃん、ベストな情報をありがとう。翌日、職場の甘いもの好きたちに渡してとても喜ばれた。
JICA食堂に、大好きハーブスに、限定スイーツ。本命のPerfume以外にもおいしいネタがてんこもり。かくして、往復8時間、滞在7時間の日帰り神戸を満喫したのでした。じつに濃密だった!