旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


甘いものは堂々と食べるべし、踏切になりきるべし

先日の「ほぼ皆既月食」、肉眼できれいに見えた。前日だと勘違いして「ずっと見てるのに全然欠けないなー」なんて言っていたけれど、本番で挽回。三日月と違って、光の当たらない部分も薄暗いオレンジ色として見えるのがおもしろい。「光の具合で見え方が変わるだけで、月は常に球体としてそこにあるんだよな」と実感できる。同時に、月の満ち欠けとか月食ってどういう理屈で起こるんだっけと、教科書に載ってるような、太陽・地球・月の並びを上から見た図を眺めて再確認。

 

セブンイレブンで買った低糖質シナモンロールがおいしくなかった。パンは固くてぱさぱさだし、甘みとバター分を抑えたぶんスパイスの香りに頼ろうとした感がありありで、シナモン以上にカルダモンが強すぎて、むせかえるような味だった。もはやシナモンロールではなく、カルダモンロール。食べるうちにぼろぼろ崩れてこぼれて机の上に散乱して、子どもの食卓みたいになってしまった。あれだな、シナモンロールを食べたいなら、低糖質なんていうセコいことを考えてはダメだという教訓だな。高糖質・高脂肪を覚悟したうえで本来的なものを食べたほうが、結果的に幸福になれる。

 

踏切を愛してやまない我が子。実際に踏切を見に行ったり、踏切動画を見たり、踏切のおもちゃで遊ぶだけでは飽き足らず、最近は自身が踏切になること多々あり。家の中でも外でも、ふと立ち止まって片腕を上げ、「カンカンカンカン」と言いながら腕をゆっくりと下げる。「電車がきまーす。電車がとおりすぎましたー」と言って、腕をゆっくり上げる。さらに、「右見て、左見て、足元に気をつけてわたろう」と声掛け(誰に?) 好きが高まると、対象物に擬態というか一体化したくなる気持ち、私もわかるよ~と思いながら見ている。おもしろ!