旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。



女4人で箱根旅。30代女性が欲しいものを発表

ひと月半くらい前の話だが、女4人で箱根旅行をしたのである。小学校の同級生4人で、1泊2日で。集合した瞬間からおもしろエピソードには事欠かず、笑いの絶えない珍道中であった。みんな自分では認めないが、それぞれ個性的な面々だからなあ。

これまでに仕事でもプライベートでも何度も訪れている箱根だが、今回は観光スポットをきっちりおさえた王道プランである。三月末の箱根は桜にはまだ早く、というかかなり寒くて雪が舞うほどだったのだが、春休み中の土日だったからか、ロープウェイやら海賊船やらは大盛況であった。

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富士屋ホテル。ダイニングでは友人2人が名物の高級カレーを注文。私は前にも食べたことがあったので、シーフードスパゲティ(これも高級)にした。もう一人はお腹が本調子でなく、オニオングラタンスープ(これまた高級)を食べていた。カレーについているらっきょうが美味しいので、ちょっともらった。

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ガスの立ち込める大涌谷。雲の向こうに富士山が見えたり見えなかったり。大涌谷といえば名物は黒タマゴである。もちろん買って、その場で食べた。硫黄くさい中で立って食べるゆでたまごには、なんだか妙な美味しさがあるんだよな。

「箱根といえば美術館も有名よね。ポーラ美術館と星の王子さまミュージアム箱根彫刻の森美術館、この三つの中で行きたいところをせーので発表しよう!」と言って、せーの、で満場一致だったのが彫刻の森美術館。野外展示されている彫刻作品のポーズをいちいち真似して写真を撮っていたため、園内を一周するのにものすごーく時間がかかった。集中力と体力も必要であった。写真は、壁が一面のステンドグラスになった塔の内部。螺旋階段で上り下りができる。上まで行ってから階段を下りてくるとき、きらきらの光の中に降りて行くような感覚になって、とてもきれいでわくわくした。

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さて、彫刻の森美術館で面白いことが起こったので記す。入口近くに4体の人物像からなるシリーズものの彫刻作品があって、それぞれにテーマが設けられていた。「自由」「勝利」「雄弁」「力」の4つである。私たちはこれを見て、「この4つの中でほしいものを、せーので言おう」と。さっきから、せーので発表するのが好きな我々である。

 「決まった?」「いくよ!」「せーの」、で同時に発せられた声は、

「自由!」「勝利!」「雄弁!」「力!」であった。

つまり、ひとりとして答えが重ならなかったのである。「おお!」「まさか!」「すごい!」「私たち、気が合うのか合わないのか!」見事に答えが割れたことに、しばし興奮が冷めやらない私たち。ちなみに私がほしい(なりたい)のは「雄弁」で、雄弁さは勝利にも自由にも力にもなり得る気がするんだけど、そんなことを言うのは雄弁というより詭弁かもしれんな。

住む場所も仕事もバラバラながら、そういえばなぜか4人とも独り身であるという点だけは気が合っているという哀しさ。自由でも力でも勝利でも雄弁でも何でもいいけれど、とりあえずはどこまでも我が道を突き進むしかない4人組なのであった。