森見登美彦の対談が載っていると聞いて「パピルス」(幻冬舎)を買った。
対談相手はなんと、漫画家・うすた京介氏。「すごいよ! マサルさん」といえばわかる人には嫌というほどわかるであろう。徹底的にナンセンス、時々意味なく詩的でアートで、超ハイテンションなギャグ漫画。高校当時、クラスの友達とこれを読んでは机をばんばん叩いて笑い転げ、もうこのまま笑い死にしても構いませんうすた先生!というくらいラブだった。そんな両名が顔を合わせる夢の対談。こんな組み合わせを実現させた編集者に感謝! 喝采!
それだけでもおいしすぎるのに、さらに松たか子(彼女の歌が好き)や三浦しをん(彼女のエッセイが好き)のインタビューまで掲載されており、もうニヤニヤ笑いがとまらない。ああ、買えてよかった。雑誌が店頭に見つからなくて店員に尋ねるとき、<パピルス>という誌名を度忘れして「<パピヨン>ありますか?」と聞いてしまった恥ずかしさも忘れさせてくれたぜー。