旅と日常のあいだ

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おにごっこで6歳児に勝てるわけがなかった

晴れた休日、我が子と友人親子と一緒に公園で遊んだ。芝生広場にテントを設営し、買ってきたパンをみんなで食べる。食後はのんびりしたいところだが子どもたちにそんな概念はない。すぐに立ち上がり、「今から、おにご!」と靴を履き始めた。「おにご?」と聞き返すと「もちろん、おにごっこ」との答え。ユニバみたいな言い方だな。

まずは私が鬼になって「こおりおに」が始まったのだが、6歳児と40代の体力の違いをまざまざと実感する戦いであった。けらけら笑いながら、軽やかにどれだけでも走り続ける子どもたち。一方の私は、軽い準備運動のつもりで走り始めたところそれだけで足がもつれそうになり、ものの数分で息も絶え絶えな状況に。体が重いし、空気が足りない。ショック! こんなに走れないとは思わなかった。

奥の手として、大人どうしで鬼を途中交代することに。友人が鬼になり、私は自主的に凍って「しまった、凍ってしまったァァー!」と言いながらその場に立って休憩する作戦である。作戦というほどでもない、ただのサボり。私が凍ったのを見て、子は「お母さんをなんとか助けないと」という顔になる。しかし鬼がウロウロしているので近づけない。行くか? 行けるのか? しばし逡巡の様子を見せたあと、「ああ~~、無理だよー!!」とすねた表情で離れていってしまった。

え、待って、そこは捨て身で助けにくるんじゃないの!? ドライな対応をされてしょんぼりしていたら、子が戻ってきて友だちと「こっちと向こうではさみうちだ!」と戦略的な動きをしてきた。ほほー、なるほど。鬼役である私の友人は、母を助けようとする子どもの気持ちを汲んで、「ああっ、靴ひもがはずれちゃった~、結ばないと~~」としゃがみこむ。子は「今のうちだ!」と必死で走ってきて私にタッチ。氷の呪いが解けた私は「やったー、ありがとう! おかげで助かったよ~」と歓喜してみせ、再び走り出すのであった。そしてすぐさま疲れる、この繰り返し。

いやー、なんかおもしろかったな。おにごっこにおける子どもの態度を見るのが。攻めてくるかと思いきや保守的だったり、と見せかけて急に奮起したり。あと、大人が本気を出したら子どもたちはすぐに捕まっちゃって楽しくないだろうから、その辺は忖度して調整してやらないとね~なんて思ってたのに、普通に体力が続かなくて、逃げる彼らをぜんぜん捕まえられなかったのもびっくりだった。6歳児は体力のかたまりな上に、ちょこまか動いてすばしっこいんだよな。