旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


ごはんも焼き菓子も、茶色は正義

パンや焼き菓子が好きな友人への贈り物を買いに、金沢市西念にあるビアンベイクへ行った。ファンの多い人気店。いろんな意味で圧倒的なお店で、商品のクオリティも内装も店の志も客の意識も値段も、このあたりではずば抜けて高い。高いだけのことはあると思える納得のおいしさ、でもやっぱり高い、しかしそれを上回っておいしい…!という無限ループに陥って、美しい焼き菓子を眼の前に価値観が麻痺してくる。ちなみにこの日は9個で4300円くらいだった。後悔はない。

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カヌレ様。表面はナイフが突き刺さって固定されそうなほどの堅牢さ。それがいい。ケークシトロン(レモンケーキ)はレモンの味と酸味がはっきりしていて、そんじょそこらの甘っちょろいレモン風味なんかじゃない、バッキバキの本気レモン!という気概がすてき。使う素材も量も、おいしさのためには一切ケチらないぞという心意気を感じる。


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和栗のスイートマロン730円。スイートポテトならぬスイートマロン。なか全体がぎっしり栗。これはもう、おいしさが果てしなくてどうにかなりそうだった。

友人にはブラウニーとレモンケーキを渡した。ビアンベイクだと知ると目を輝かせて喜ばれた(大好きで何度か行ったことがあるとの由)。ここよりおいしい店はなかなかないよね、気楽に買えるものじゃないけど本当にすばらしいよねと共感しあう。

買わなかったけど、ラムレーズンのクッキーがはちゃめちゃにおいしそうだった。ひとくちサイズが3枚800円くらいで手が出なかった…。富豪になって、値札なんて見ずにバンバン買えるようになりたいものだ。

 

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話はかわって本日の夜ごはん、焼きれんこんに柚子味噌のせ、肉じゃが、納豆。茶色いぜ。唯一の彩りはぎんなん。渋いなー。