旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


にんげんが生まれるのは、なかなか大変なことだから

寝る前の習慣として、毎晩子どもに「お母さんは、◯◯のことが大好き。生まれてきて会えたことを、本当にうれしいと思っている」と伝えている。子は「もう知ってる~」とか、「同じ気持ち」とか返してくるのだが、先日は神妙な感じで「まあたしかに、にんげんが生まれるっていうのはなかなか大変なことだからね」と言ってきた。えっ、これ6歳児の口から出てくる言葉?

さらに続けて、「お腹の中のたまごみたいなものと、白いオタマジャクシみたいな、ひょろひょろのしっぽがついたのが出会わないとダメだからねえ」と言ってた。あ~なるほど、図鑑に付いてるDVDにそんなシーンがあったわ。よく見てるし、よく覚えてるなあ。我が子に、赤ちゃん誕生の秘密を教えてもらいながら眠る夜。

また別の日、私が「大好きだよ~」と言ったら、「言わなくてもじゅうぶんわかってる、もう頭に打ち込んである。いつでも思い出せるから」と返された。頭に打ち込んであるんだ。不意に飛び出すおもしろいフレーズを、できるかぎり逃さず留めておきたい。

 

鉢植えのミニバラが一輪咲いた。つぼみがふくらんでから子どもと毎日観察していて、ついに開花した朝は「おかーーさん!!咲いた!かわいい色だよ~~~!!!」と叫んでいた。君がかわいいよ。