GWに実家(静岡)に帰省した際、レストランさわやかに行った。げんこつハンバーグで有名なさわやかである。静岡を離れるときに行ったのが最後だから7年ぶり。当時より人気も知名度も上がり、どの店舗も待ち時間がとんでもないことになっている。ウェブで混雑状況を見ると1~2時間待ちはかわいいほうで、4時間、5時間待ちなんていうのも。
調べてみると開店前から整理券を配布しており、整理券待ちの列も発生するらしい。戦いは営業前からすでに始まっているのだった。我々の狙いは藤枝築地店で9:30に配布スタート、9:44に23組目の整理券を入手。開店は10:30で、入店目安は11:15という案内だった。いい時間帯でとれてよかったー。これが10:30とか14時だと、お昼ごはんと呼ぶには中途半端で困るところ。
アプリで先客の進み具合を確認しつつ店に近づく。思わぬ道路渋滞により、順番が回ってきたのにまだ店に着いていないという状況になって焦ったが、5分遅れで入店して整理券を見せたところ、さほど待たずに案内してもらえた。
悩むことなくハンバーグとオニオンソースを注文。「お店でおすすめしている焼き加減でいいですか?」と聞かれるので、そのとおりにしてもらう。そのままだとひき肉が赤いままの相当なレアなので、心配な人は「よく焼き」で注文すべし。ちなみにお子さまセットのハンバーグは、何も言わずとも中まで完全に火を通して提供される。
きたよーー! 鉄板がじゅうじゅういってるよーー! 球体のハンバーグを店員さんが目の前でカットし、断面を押し付けて焼き上げ。むっちりした肉の塊が、ナイフを押し返すほどの弾力を見せつけてきてたまらない瞬間。
店員さんがソースをかけて仕上げてくれる。もちろん、「自分でかけるから今はかけないで」という注文も可能だし、はじめは塩コショウで味わっておいて途中で味変、という楽しみ方も広く知られている。
切り口チェック。びっくりするくらい赤い。生肉うぅぅ!って叫びたくなる。火の通った部分とレア部分とを一緒に口にしたときの、かみごたえや舌触りの多様さが好き。ああ、これだ、さわやかってこれだわ、と思い出しながら噛みしめる。数年ぶりの記憶と期待を上回って、なんというか新たな気持ちでおいしかった。しばし陶然となりつつ、ぺろりと完食。静岡ならではの地元の味として黒はんぺんや生桜えびもいいけど、さわやか、ありだな~。そのころ最も混む御殿場店では500分待ちとかになってて、さすがGW恐るべし。