セブンで見つけたカヌレが素晴らしくおいしかった。カヌレ好きとして、「いつなんどきでも、カヌレを見つけたらとりあえず買う」方針なのだが、これは思わぬ大当たりだった。
ラム酒香るもちっとカヌレ 248円
何がすごいって表面のガッチリした固さよ。個人的に、カヌレの醍醐味(のひとつ)は表面の固さと内側の柔らかさのコントラストにこそあると思っているのだが、このカヌレはちょっとお目にかかれないくらいの堅牢さだった。手でふたつに割ろうとしても、うんともすんとも言わぬほど。指をぐっと入れ、力を込めてふんばって、ようやく表面にヒビが入るほど。ミシミシッという地割れのような音が聞こえた気がした。
食べてみたらバリバリのバッキバキで、もはやせんべい。ここまで固くて香ばしいカヌレは未体験で、何かの間違いでは…?と笑えてくるほどだった。私の嗜好にバッチリ合っててもう大絶賛。しかしライトなカヌレファンにはちとハードすぎやしませんかね?と要らぬ心配をしてしまうよ。中はもっちり柔らかな生地で商品名のとおり。この対比がたまらんな。
いつまであるかわからないけど、ふにゃふにゃした腑抜けのようなカヌレにうんざりしてる皆さんにぜひ食べてほしい。嘘みたいなあの固さが幻ではなかったことを確かめるべく、私もまた食べようと思う。