クリスマス前夜。布団の中で子どもに「今ごろサンタさんどこらへんにいるかな?」と聞いたら「デンマークあたりじゃない?」とやけに具体的な地名が返ってきてびっくりした。直後、急にハッと起き上がり「どうしよう、ロシアはとおれないかも。ウクライナも。戦争してるから。やばい」と言い出してますますびっくり。日本に着けるだろうかと心配するので「大丈夫だよ、サンタのソリは攻撃されないよう特別なバリアがかかってるから」と説明したら、「そんなのあるの?」と納得したようなせぬような顔をしていた。
明けて翌日、クリスマスの朝。子はいつもより早く目を覚まし「サンタさんが来たかどうか確かめてくる」とリビングへ。クリスマスツリーのねもとにプレゼントを発見し「来てたあぁぁ!」と喜んでいた。本人リクエストのレゴブロックはもちろんだけど、リクエスト外のスライムがいたく気に入った様子。登園までずっとこねたり伸ばしたりしていた。そのあと床に落ちてたスライムを気づかず踏んでしまい、靴下の裏にべったりついてギャアー!となったのは私。
夕方、仕事から帰って保育園迎えの前に20分ちょっとで仕上げたケーキ。用意してあったスポンジケーキにジャムをはさみ、生クリームをガンガン泡立てて塗りつけ、ホワイトチョコを削って散らしただけ。フルーツも絞り出し袋もなし! 妹にLINEで写真を送ったら「急いでる感が最高」だって。ちなみにサンタや雪だるまの飾りは手作り。いらすとやの素材をプリントしてラミネートした。そこに手間をかけるならデコレーションをもっと頑張れよ、って? いいのいいの、子も私も生のフルーツがあまり好きじゃないし、クリームさえあれば何もいらないのさ。
子は「え、おかあさんが飾りを作ったの?どうやって?すごいね!」と褒めてくれたし「ケーキがめっちゃうまい」と絶賛してくれた。あーよかった。
手作りケーキの一番おいしい部分。スポンジケーキの切れ端と残った生クリームをあわせて頬張るの、最強。