東京・虎ノ門ヒルズへ、パフュームの展覧会を見に行ってきた。「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡」。銀座線虎ノ門駅で下車したはいいが、直結通路で迷子になる。ビジネスタワーにレジデンシャルタワー、「虎ノ門ヒルズ」の名を冠した建物が密接しておりどれがどれやら…。現在地を見失いつつ、めざす「ステーションタワー」にようやく到着。「直結」通路にこんなに惑わされるとは…。
会場はTOKYO NODE(←読めない。トウキョウノード。)駅フロアからまずは8階へ。ここで友人と合流。日傘持ち込み禁止とのことでロッカーに預ける。手荷物もコインロッカーへ(体験型コンテンツが多いので身軽な方がよい)。そこから専用エレベーターで一気に45階へ。
エレベーターホールの無機質な感じがパフュームっぽくて興奮。
時間指定制だからか混んでいる印象はなく、どの展示も好きなペースで間近に見られるし、心ゆくまで体験できた。一部を除き写真も動画も撮影OK。
暗い空間に入場した途端、巨大なオブジェが現れる。無数の球体に光を照射させて、色や点滅を変化させながら3人のシルエットを浮かび上がらせている。ものすごくライブっぽい~!この光の中から本物が出てきそう~! テンション上がる。
パフューム視点でライブ演出を味わえる仕掛けがいろいろあった。手に持ったスティックにレーザー光線が集まって、手の動きに合わせて光を操ったり、その軌跡が壁一面のビジョンに映し出されたり。
ステージに立つと背後に自分の影が写し出される…と思ったら、途中でパフュームの影に変形して一緒に踊ったり。踊る自分の背景グラフィックがリアルタイムに変化したり。
来場者はみんな大人なのでほどよく譲り合いつつ眺めつつ、パフュームファンであるという共通項と愛をもって楽しんでいる感じがあった。中にはガチで振り付けのうまい人もいて、そういう人がステージ体験をしてるあいだは尊敬と憧れを抱きながら見入ってしまった。
観覧中、とつぜんフロア全体の照明が変わりカウントダウンが始まった…?と思ったら、「edge」が流れ始めてどよめく。ライブで盛り上がる勝負曲。ステージ上に3人が登場! 本物ではないけど、本物かとみまごうような立体映像。近い!!! 壁いっぱいを埋め尽くす光や映像の演出も見ごたえがあって、ライブの雰囲気を味わえたなー。
また別の一室。ずらりと並んだ歴代のハイヒール。
その周りの壁3面に、これまでのポリリズムパフォーマンスをつなぎ合わせた映像が。どっちを向いてもパフュームの3人。どの表情もかわいい。ひとりのアップも3人揃っての全身もかわいい。ありがてぇ…!という気持ち。
ほかに、過去のツアーグッズ展示、デビュー以来の大年表、リリース前の新曲を聞ける未来のステージなどなど。内容充実かつ疲れすぎないサイズ感がよかったな。パフューム好きな友人と2人、しっかり楽しみつくして会場をあとにした。
DEAN&DELUCAのカフェに立ち寄って振り返り会。ちなみにTOKYO NODEとはまた別のタワーにあり、たどりつくまでに少々迷った。私にとっては完全に迷宮です、虎ノ門ヒルズ。
友人も私も、この辺のおしゃれエリアには足を踏み入れたことすらないし全然知らないわと言いながらの待ち合わせだったのだけど、あとで記録をたどったらそうじゃなかった。2016年に、まさにここ虎ノ門ヒルズにあるホテルアンダーズ東京で一緒にアフタヌーンティーに行ってた。マジか。記憶ってこんなに見事に抜け落ちるもの?
また数年後、「虎ノ門に来るのは初めて〜」とか言いながら共にパフューム30周年を祝いたいものである。その前にライブにも行きたい。どうかどうか、私たちの友情もパフュームも永遠なれ!