旅と日常のあいだ

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石川県立図書館のこどもエリアがますます楽しい

昨年夏にオープンした石川県立図書館へ行く。3回目か、4回目くらい。いつ見ても、空間の広がりとか本棚が層になってる感じとか絵になる。素敵。

本の海に浮かぶような通路と、そこに置かれた椅子。何時間でも読書に没頭できそう。

さて、我々親子が石川県立図書館へ行くのは、本を借りるためというよりほかの図書館にはない過ごし方ができる「こどもエリア」が目的。子どももお気に入りで、「けんりつとしょかんの、おふろのところに行きたい」とよく言ってる。

お風呂のところ、とは。

こどもエリア。階段状のスペースのところどころに丸や四角にくり抜いた湯船のような空間があって、大人も子どもも体をすっぽりはめられる。写真奥の黄緑の部分がそれ。ここにはまって絵本を見たり、お風呂ごっこをしたりするのが楽しみなのだ。動き回ったりおしゃべりしたりが公式にOKなので子ども連れに大人気。

階段下には探検できるトンネルがあったり、頭上にはネットを張り巡らせた空中回廊があって中を歩いたりできる。アスレチック風味でとても楽しい。しかも、前回来たときから安全面で改善されている箇所を発見。

これが天井部分に吊るされた空中回廊。歩くとゆらゆら揺れてちょっとしたスリルがある。通路の進行方向にネットのカーテンがかかっていて、ぺろんとめくって通過する仕組み。前はこんなカーテンなかったよな、いちいち立ち止まるのが手間だなーと思ったのだけど、はたと気づいた。これがあるおかげで、誰もが自然にスピードをゆるめて一旦停止してる。以前は通路をダッシュして遊ぶ子がいて危なかったのだけど、それがすっかりなくなってる! これは素晴らしい取り組み。

ネットの壁に、絵本が入ったポケットも新しく付いてた。本を出してハンモック上で読んだり、また戻したりという過ごし方ができるようになった。図書館を安心して楽しく使えるよう日々進化しているんだなと体感したできごと。