旅と日常のあいだ

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野々市の消防出初式へ。はしご登り、放水、どんぐり拾い。

お正月の風物詩、消防出初式を見に行った。去年は金沢、今年は野々市で。会場は市役所横のあらみや公園。金沢に比べてだいぶ小規模だけど、人出も少ないし市役所の広い駐車場を無料で使えて快適。広場はちょっとしたすり鉢型の地形になっていて、周縁部に立ってる観客に自然な段差が生まれて中央部の様子が見やすいのがとてもよかった。来年からも野々市で決まりだな。

三歳児には「消防車がたくさんくるよ、ホースから水を出すのが見えるよ」と説明し、本人も楽しみにしていた。昨年は何がなんだかわからないまま見て、放水にびびって「終われーー!!!」と連呼していたからな。

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はしごの上で、掛け声とともにさまざまなポーズを決める加賀鳶。子は「よっ、よっ、よっ」という合いの手が気に入ってずっと真似していた。金色のふさふさは「まとい」。消防団ごとの名前が入ってる。突き上げたり揺れたりする動きがおもしろくて「あれ何ていうの、あれで何してるの、人が動かしてるの?」と興味津々だった。ほしいとか言い出したらどうしようかと思ったけど大丈夫だった。

 

クライマックスの一斉放水。各団がホースを上に向けて一気に水を噴き上げる。ぐるりと囲んだ消防車がカンカンカンとサイレンを鳴らす。写真では小さくて見えないけど、裸ふんどしメンズがまといを振りかざしており、子どもは「はだかんぼうーー!!」と叫んでいた。寒くないのかな?と心配もしておった。風がないので水が横に流れてくることもなく、とても穏やかに見物できた。時と場合によってはびしょ濡れになることもあり得るのでね。子は、近づきすぎるのはちょっと怖いけど、でも何が起こっているのが知りたいし見てみたいという好奇心が勝っていた感じ。昨年のような終われコールが飛び出すことはなかった。成長したのう。

会場では保育園の同じ組の女の子とばったり会ったのだけど、子は彼女に拾ったどんぐりをあげたり、木の枝を集めてきて渡したり、「ふたりであっちのベンチにいかない?」と誘ったりしていた。その行動力、攻めの姿勢! 母さんびっくり。

あと、式の始めのブラスバンドの曲目がエヴァ、愛は勝つ、負けないで、tomorrow(岡本真夜)などだった。私世代にはドンピシャだが、一体どういう選曲なのかしら。セットリストを見てみたい。