旅と日常のあいだ

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京都鉄道博物館近くの【梅小路コラボ】。子連れランチにとてもよい&八ツ橋ブリュレ最高。

1泊2日で京都へ。3歳児が興味を持ちそうなコンテンツとして、京都タワー、嵯峨野トロッコ列車、鉄道博物館という王道の観光スポットに行った。大人だけならもっとあれこれ詰め込むけれど、行動と気分の予測不能な3歳児に関しては何が起こるかわからない。予定はスカスカすぎるくらいでちょうどいいというのがこれまでの経験則。果たして、今回もそのとおりだった。訪ねた場所は多くないけど、刺激と充実度とはじゅうぶんだった。疲労感も。

旅の細かなことはそのうち書くとして(たぶん)、なかでも、これはいい店!と非常に満足したレストランの話。

京都鉄道博物館のあとのランチ候補として事前に調べておいた【梅小路コラボ】というお店。ここがとてもよかった。

場所は、京都鉄道博物館から線路をはさんで徒歩5分。最寄りの梅小路京都西駅からは3分。同じ建物に飲食店がいくつか並んでいるうちの1軒。

店頭でも「子連れ歓迎」をうたっていて、実際に店に入ると、おそらく鉄博帰りであろうファミリーがたくさん。何も言わずとも、子ども用の椅子や食器類を用意してくれる。かといって店全体が雑然としてうるさいわけではなく、天井が高くて外に面した窓が大きくていい雰囲気。大人どうしで来ても違和感なし。

お子様プレートが2種類あったけど、我々は大人メニューから取り分けることにした。夫は野菜とフルーツを煮込んだカレーライス、私はてりやきソースのハンバーグ。どちらもグリーンサラダ、ポテトサラダ、卵マカロニサラダ、オムレツ、野菜スープ付き。それで1200円くらい。コスパ良い。ほか、単品で鶏むね肉の燻製も。

 

ハンバーグの上にのってるのは、マッシュポテトをオーブンで焼いたもの。表面カリカリ中はなめらかな新食感だった。ハンバーグはしっかりした厚みがあり、弾力もジューシーさもたまらん。写真はないけど、鶏むねの燻製もしっとり感と旨みが強くておいしかった。

単品デザートは、ランチを注文した人は100円引き。私は八ツ橋のブリュレにした。400円のところが300円に。

これ、直径が10センチくらいあった。もっとかも。小さめサイズを想像してたので嬉しい誤算、運ばれてきたのを見てテンション上がった。見てのとおり、トッピングに八ツ橋。画期的。しかし八ツ橋ブリュレの本気はそれだけではない。なんとこれ、カップの底に生八ツ橋が隠れている。スプーンでとろとろブリュレをかきわけていくと、むにゅっとした感触。あんこは入ってなくて八ツ橋の皮部分のみが何枚か。斬新な組み合わせだけど、これが不思議においしい。濃厚なクリームの合間にニッキが香る。そしてもちもち食感がくせになる。ブリュレ部分も相当おいしくて、ここ数年で食べたなかでもめちゃくちゃおいしい部類では…!!と思った。(そもそもそんなに食べる機会はないけれども) ああ、出会えてよかったよ八ツ橋ブリュレ。

というわけで、梅小路コラボ、堪能しました。子はカレーライスをよく食べ、オムレツや野菜スープも気に入っていた。もちろんブリュレも。人生初の八ツ橋もあげたところ、「おいしい」とガリガリ食べていた。ふむ、君はニッキがいけるクチなのだね。

鉄博に行く人にはぜひおすすめしたい。子連れでもそうでなくても。京野菜プレートやタルタル唐揚げなんかもおいしそうだった(他の人が頼んでるのを覗き見した)。駅近だから、帰りの電車時刻にあわせて席を立てるのもよい。

梅小路コラボ

京都市下京区朱雀正会町1–1