またアイスの話。ウエルシア薬局のアイスコーナーで、やけに力を入れて飾り付けられ、テレビで紹介されました!のPOPを置いてひときわ目立つように販売されていたのがこれ。
チョコクランチ抹茶バー。192円。見た目はよくある感じだけど、「静岡県島田市産抹茶100%使用」という文字に、静岡県中部に実家のある私のアンテナがピクーン!と反応した。揺さぶられる郷土愛。
パッケージを見れば見るほど情報量が多い。「緑茶カテキン120ミリグラム」「乳酸菌500億個」(多いということを言いたいのだろうけどピンとこない)、「横浜薬科大学監修」(お茶研究の権威であろうと推測)、「ウエルシア ✕ セコマ」のロゴ(後で調べたところ製造は北海道のセコマ、販売はウエルシアのみ。セコマでも売ってあげてよ)、「島田市緑茶化計画」。
結論からいうと、ちょっとこれは、想像を上回るおいしさだった。チョココーティングは普通に甘いミルクチョコで特段の感想はないのだけど、中のアイスが!
お茶の味と香りが、ふくよかというのか、深みがあるというか。濃厚というベクトルではなく上品かつスッキリした味わい。なにより特徴的なのが甘くないこと。もちろんアイスクリームとしての甘みはあるんだけど、口に残るベタベタした甘さではなく、お茶らしい苦みや旨みのほうがまさっているように感じた。「こ、これが、島田産のお茶100パーセントの実力……!」と震えました。なにげなく食べたら意外なおいしさで、これはいいものを見つけた。
「島田市緑茶化計画」とは島田市のシティプロモーションで、抹茶アイスはその関連商品。これまでにお茶のソフトクリームやパウンドケーキも開発してきたらしい。え、さかのぼって全部食べたい。販売は全国のウエルシア薬局のみ。近くにある人は、ぜひ行って試してみてください。島田市民じゃないけど推す。