旅と日常のあいだ

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ベイクトリゴエのカヌレをついに入手

昨日、出遅れてしまって買えなかったベイクトリゴエのカヌレ@無印良品のイベント。

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あきらめきれず、今日は開店前から並ぶつもりで気合いを入れて出かけた。スタートの20分前に店に着いたら一人も並んでおらず、やや拍子抜け。もしかして行列禁止なのか? いやどこにもそんなこと書いてない。一番乗りでドアの前に立つのがなんとなく気恥ずかしくて、様子を伺いつつ、見えない敵を牽制しながらあたりをウロウロ。15分前になっても誰も現れない。この状況で行列の先頭を逃したら後悔すると思い、ドアの前に立った。そしたらその直後、吸い寄せられるように複数名がすい~~っと寄ってきて後ろに並び、あっという間に15名くらいの列になった。「誰かが並んだら自分も行こう」と考えていた人が周囲に何人も待機していて、ドアの前をじっと見ていたということだ。どこからともなく現れた人々が自分をめがけて集まってくるあの状況、なかなかおもしろい経験であった。

さて、前置きが長くなったけど、トリゴエのお菓子。おかげさまで先頭切って入店し、ベイクトリゴエのブースへ一直線。カヌレもパウンドケーキもたっぷり用意されていた。4種類を1つずつ購入。

カヌレ300円。あまり背が高くなく、ぽてっとした外観。指でさわると表面がしっかり固い。ナイフを入れるとガリガリいう固さ。

ひとくちかじると、表面はガリッと固め……なんだけど、香ばしく焼き上げたクッキーのようなザクザク感もあって重すぎない。中はしっとりプルプル。振ると生地が揺れるくらい(振らなくていいって?) 一番に思ったのが、甘い!ってこと。お菓子なので甘いのはわかってるんだけど、わざわざ「甘いなー」と言いたい甘さだった。悪い意味ではまったくない。甘み、ラム酒の香り、バターや卵の味、すべてが強くはっきりしていて、ぎゅっと濃厚なおいしさだった。おいしいカヌレを食べたわ……という充足感に満たされる、とてもとても好きな味だった。

ほかに、バターのパウンドケーキ、アールグレイとチョコチップのパウンドケーキ、ナッツのチョコブラウニー。

アールグレイとチョコレートってどちらも主張が強そうな組み合わせだなと思ったけど、食べてみたら好相性。なにより生地が、すばらしくおいしい。しっとりふわふわ。なめらかさときめ細かさはカステラのよう、でもバターのリッチな香りと重厚感はパウンドケーキ。本当に、ほかで食べたことのないような感動のおいしさなのです、ベイクトリゴエのパウンドケーキは。まだ食べてないブラウニーも楽しみ。

ベイクトリゴエ 白山市下野口182-3 →Instagram

お題「大好きなおやつ」