旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


子どもスペース充実。新しくなった石川県立図書館へ行ってきた

7月16日に開館したばかりの新・石川県立図書館に行ってきた。日曜日の午前中、駐車場の手前の方はいっぱい、他県ナンバーもちらほら。が、停める場所がないほどではなかった。面積も蔵書も大幅に大きくなった新図書館。期待をふくらませて入館!

まず目の前に広がるのが、シンボリックな円形空間。広さと厳かさと開放感に圧倒されて、うわっ…!ってなる。海外のデパートとかホテルみたいなシックさもある。ここに一生かかっても読みきれないほどの本があり、望むだけ時間を過ごしていいという贅沢さにくらくらするほど。

通路はひろびろとしていて、随所に椅子やソファが置かれていた。もう本当に、椅子の数と種類の多さは特筆に値すると思う。あっちにもこっちにも、どこでもどれだけでも椅子。ちょっと休憩したり本をめくったり、あるいはじっくり腰を据えて調べ物にふけったり、思うままに使えていいなあと思う。

書棚の奥、まるで個室のようなスペース。ライトも電源もある。テスト勉強とかめっちゃはかどりそう。

一人用の隠れ家っぽいソファー。そう、本を読むにはソファーだけじゃ足りないんだよ、腕や本を置くためのこの高さの机がほしいんだよ! かゆいところをわかってくれてる造り。いいなー。

カップルで仲良く並んで旅行の計画とか立てたい。ああ、夢が広がる。。。

 

もうひとつ大きな特徴が、声を出しても走り回ってもOKな子ども広場があること。広さも高さもあるアスレチックのような造りになっていて、子どもたち、靴を脱いで走る叫ぶ跳び回る! 本を選ぶ合間に遊ぶというより、体を動かす目的で来てるよね?という親子がいっぱいだった。一般向けエリアより人口密度も高くて大混雑、思った以上の大騒ぎ空間。まあ、オープンまもないので観光がてらの様子見利用者も多いと思うけど。

本棚の裏の螺旋階段をのぼって棚の上に行ったり、吊り橋状の回廊を渡って隣の本棚に移動したり。本棚の下のトンネルをくぐったりもできる。これは楽しいわ。

お風呂みたいなこんなスペースもたくさん。いろんな親子がここにハマって絵本を見てた。奇妙でおもしろい光景(笑)

これだけ遠慮なく声を出せる場所があるというのは、子連れには助かる。図書館にはつきものである「静かにしなさい!」「走っちゃだめ!」のフレーズを使わなくていいのは親のストレスが少なくていいわ。ちなみに、子どもコーナーは他エリアとはドアで隔てられている。騒ぎ声はぜんぜん漏れてない。

なんだか、椅子の多さと子どもスペースの充実ぶりにばかり目がいって、肝心の書棚の中身とか本の探しやすさとかをまったくチェックしないままだった。ざっと1時間半くらい回った印象では、私だけなら半日でも1日でも飽きずに過ごせそう。読書および自分時間に没入できる居心地のいい環境が整ってるように思った。また行きたいと思える場所が増えたことがうれしい。

▼円形に本が並ぶ空間といえば、ブエノス・アイレスの美しい書店を思い出す。

▼県立図書館に行ったら、近くの洋食屋【ニューたぬき】へぜひ!

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