野々市【土九】の季節のたいやき、11〜12月は渋川栗あん。およそ一年ぶりに食べたわけだけど、栗あんの変わらぬおいしさは健在だった。あんこは栗のホクホク感そのままで甘さ抑えめタイプ。しつこくないのでぺろりといける。大きめの渋皮煮がごろっと入ってるのがたまらん。
夫が買ってきた紙袋を棚にこそっと置いといたところ、めざとい3歳児が「あれ、この紙袋どした?」と聞いてきた。今日、子の前で土九とかたいやきとかの関連ワードは一度も発してないので気づくはずがないだろうと思っていたのだが……。
これ。店名も何もない無地のこの紙袋を見るなり、「これ、たいやきじゃない? この紙袋そうだよ。ねえ、おかーさん!」。我が子の観察眼と勘のほうが数倍上だった。恐るべし。
隠しとおすつもりはなかったのでこちらもノッて、「いやいや違うでしょ、いきなりたいやきなんて置いてないでしょ! ちょっと覗いててみるか…。ああっっ!うわっ!たいやきが入ってるゥ、なんで〜⁉︎」と驚いたふうをして見せる。それを見た子どもも「うひゃああ、たいやきだぁ、どうするか⁈」とまた興奮。どうするか?って何なんだ笑。そんなやりとりを経ての、冒頭の栗たいやきでした。愉快な午後。