旅と日常のあいだ

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腰痛その後。背中に注射で生き返る。

昨日発症したぎっくり腰。痛みレベル4くらい、いや5かな(10点満点)と思いながら寝る。「起きたら嘘みたいに治ってた!」という旨い話はあるわけなかった。

明け方目が覚め、トイレに行きたい。仰向けのまま起き上がると腰が死ぬので、まず横寝の姿勢にしてから、肘をつき手のひらをついて上体を起こす。起こす角度によっては腰のおさまりが悪く、ぎゃっと悲鳴が出そうな痛みが走る。その痛みをやり過ごすのに数十秒間停止。脂汗が出てくる。これはまずい。昨晩より格段に悪化している。

立ち上がろうとするも、少しでも腰を持ち上げると腰が破裂しそう。内側から金槌でガンガン殴られてるような痛み。ムリ、立てない! 膝を曲げたままのパターン、ゆっくり伸ばしてからのパターン、いろんなアプローチで立とうとするがどうしたって腰が上げられない。もう意味がわからない。痛いのはほんの一瞬だけ、あとは残り香(?)みたいなもんだし長くても数十秒なんだから、ここは一発覚悟を決めて立てよ自分!と思うんだけど、それがどうしても不可能なのだった。痛みレベル8くらい。

布団の上で孤軍奮闘すること10分。尿意に負けるわけにはいかない。ひとまずリビングへの移動を第一目標として這いずっていく。ひらきかけのダンゴムシのような体勢。低い棚まで近づき、ここに手をついて体を支えながら立つイメージで…。頭の中には、手をかけてゆるゆると立ち上がる自分が見えてるんだけど、実行しようとすると体がついていかない。なんというもどかしさ! ダンゴムシの私は丸まったり足を伸ばしたりもがきつつ、もはや「立ち方」じたいがわからなくなり、その間にも腰はジンジンと痛い。これ一人暮らしだったら救急車呼ぶシーンかな、それができない場合はトイレにも行けず食事もできず、床に寝そべって耐える一日になるのかなと考える。救急隊員が来ても、こっちは玄関ドアの鍵を開けられないんだけどどうすんのか……など。

もぞもぞすることさらに10分。片膝は曲げ、もう片方は伸ばした状態からなんとか両足で立つことに成功。なんで立てたのかもわからない。ダンゴムシから二足歩行への華麗なる進歩に胸を熱くしつつ、同時に腰をかばいつつ、すり足でゆっくりゆっくりトイレへ。そこでも、パンツの上げ下げとか、便座に座る(そして立つ)とか困難がてんこもりで相当しんどかった。こりゃもうだめだわ、こんな状態で日常生活が遅れるわけないし仕事なんかできるわけない。昨日の段階では整形外科まで自転車で行くつもりだったけど、愚の骨頂。座ってペダルをこぎつづけるとか、正気かい?

とここで、痛みをおさえるためにロキソニンをのむことを思いつく。なんで今まで気づかなかったのか。一錠飲んだらちょっと安心して、再び布団に横になる。30分ほどで痛みが和らいでいるのがわかり、恐る恐る立ち上がってみる。激痛!! でも痛みレベルは8から6くらいに減ってるような。You Tubeで「ぎっくり腰のときの起き上がり方」を見る。動画、なんでもあるなー。

で、薬が効いて痛みがずいぶんマシになった。寝起きは体がいちばん固くて痛くてつらいようで、少しずつでも動かしたことで、より動くようになったというのもあるかもしれない。よろよろと朝ごはん。夫はキビキビと子の登園準備をし、保育園に送っていった。

私は義母に応援をたのみ、車で病院まで送ってもらう。助手席への乗り降りはぎこちないものの、痛みはぜんぜん我慢できるレベル。長い待ち時間を、「車でゲームアプリで遊んでるから全く気にしないで~」と待っててくれるお義母さんが好きだーー! レントゲンを見た先生のコメント、「腰の骨、めちゃくちゃキレイですね」。なんか照れる。問診やら触診を経て、腰椎の炎症でしょうということで痛み止めの注射を打った。うつ伏せになって腰の左右に2本。ドクドクっと流れ込むような刺激があり、わーお、これは効きそうな気がする、と思う。その思い込みも手伝ってか、打って5分で痛みは遠くにいった。身体が軽やか~。腰を気にせず歩けるし、自由に動ける。恐ろしいほどの効果である。生まれ変わった気分で車に戻り(義母はゲームをクリアしたらしい)、安静を命じられたわけでも自分がつらいわけでもないので仕事へ。職場まで送ってもらう。

コルセットを付けて、食後には処方された痛み止めをのんで、の状態だけど、昨日はカクカクした茶運び人形&今朝はほとんど瀕死のダンゴムシだったことを思うとめざましい回復である。根本の改善ではなく、表面上、痛みを感じなくなってるだけなんだろうけど、それでも気分は100倍良い。医学よありがとう、薬よありがとう。

昨日は「コルセットで締め付けてるから食欲がおさえられてアイスも食べなくてすむ」って書いたけど、痛みがおさまったら調子がよくなり、「痛みに耐えてコルセットもがんばったからご褒美にアイスを食べてもいいんじゃないか、むしろねぎらいの意味で食べるべきなのでは」などと思っているいま、夜23時。

ちなみに本日夫が購った氷菓は、パルム「キャラメルラバーズ」なり。

「ぎっくり腰が悪化してつらかったけど、医者に行って注射を打ったらよくなった」というだけの内容がこんなに長くなった。長時間椅子に座って書いていたので、腰に負担がかかるぞ! 立って、軽~く揺れながらパルムを食べよかな。

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