旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


電車で海へ、マスクをなくしがち、野菜トマトらーめん。

乗り物好きな子どもを喜ばせようと、バス&電車で近場の海岸に出かけた。バス停に向かう途中、家にスマホを置いてきたことに気づいていったん戻る=ミスその1。バス停に着いたところで、さっきまでかけてたマスクがなくなっていることに気づく。歩きながらはずしてポケットに入れた気がするのだが見つからない=ミスその2。かばんに予備マスクが1枚あったので助かった。

砂浜に吹く風は意外なほど涼しくて、夏のピークが過ぎたらしいことを体感。日差しはまだ強いし湿度も高いけど、夏特有のギラギラ感は確実に減ってる。空の高さや空気の清々しさに、夏から秋への移り変わりを感じた。

子は湿った砂を踏む感触が気に入って、キュッキュッと音を立てて歩いていた。波打ち際で波の動きを眺めて過ごす。水にはまったくさわりたがらない。

砂浜で暴走ドリフトを繰り返している車が数台いて、ろくでもない奴らめと警戒してたら、子が「スピード出しすぎ。あぶないよね。安全運転したほうがいいよね。森林パトロールカーに怒られるよね。」とコメント。まったくそのとおり。3歳児のほうが随分しっかりしてるわ。

ここでミスその3。電車に乗ろうとして再びマスクがないことに気づく。海で一度はずして、そのあとどうしたんだっけ…。結果的に砂浜のゴミをひとつ増やすことになったのかも。猛省。ていうか1日に2回もマスクをなくすなんて人生初。そして予備マスクはもうない。周辺にコンビニもスーパーもない場所なのでマスクを買うこともできない。仕方なく、顔の下半分を手ぬぐいで巻いて後頭部で縛るというスタイルで乗車した。かなり怪しい風貌。コロナ前だったらこんなことしないし、こんな人を見かけたら「あの人どうしちゃったの?」と不審がっていただろう。が、マスク必須のこのご時世、自分的には何のためらいもない行動。人が見ても「あの人マスクを忘れちゃったんだな」と解釈するだろうと思って、むしろ堂々と電車に揺られたのだった。(急におかしな変装を始めた私を見て、子はけらけら笑っていた)

 

昼は8番らーめんへ、手ぬぐい覆面で入店。野菜トマトらーめん(小さめ)。真っ赤で辛そうに見えるけど、これはトマトソースの色。トマトの甘味と果肉感がすごい。わずかにスパイシーだけど、辛いのが苦手な私も大丈夫なレベルだった。トマトが絡む太麺をすすっていると、ラーメンなのかパスタなのかボーダーが揺らいだが、おいしければそれでよし。キャベツ、もやし、水菜などものってて、野菜をたっぷり食べられて満足。

帰宅してまずやったこと。かばんに予備マスクを5枚入れておいた。備えあれば憂いなし。