旅と日常のあいだ

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偶然にも、家族3人同時の梅シロップづくり

実家の母と妹から、同じようなタイミングで、しかもそれぞれ別のLINEで、梅シロップの話題が送られてきた。かたや「暑いので梅シロップの減りが早い」、かたや「5年ぶりに作って楽しんでる」。こちらから聞いたわけでもないのに、なにこの偶然。

それを読んだら私も作りたくなり、青梅の時期はもう終わってしまったかと焦りながらスーパーへ。案の定、熟れ始めて黄色くなったものしか売ってなかった。梅シロップといえば青梅で作るものだと思っていたしこれまでずっとそうしていたけど、黄梅でも作れるのだろうか。わからないけど買ってきた。黄梅まで逃したら、来年までお預けだもんな。

で、妹に「黄色い梅しか売ってなかった」と送ったらすぐに返事がきて、「カチカチの青梅でしかできないと思いこんでたが大違い! 熟れた香りの強い梅で作るシロップはフルーティーでおいしいよ」とのこと。なんという偶然か、妹も初めて黄色い梅で漬けたそうで、20日間が経過したという現在の様子を写真で送ってきた。なみなみとしたエキスに、ふくふくとまん丸な黄梅が浮かぶシロップ瓶。こんな身近なところに、めちゃくちゃ信用性の高い実例があったよ! というわけで、安心してシロップを仕込んだ。梅1キロ、氷砂糖1キロ、発酵防止の米酢150cc。

しばらくしたら妹から「青梅を買えたから追加制作した」と漬けたばかりの写真が送られてきた。その5分後、今度は母から「再度漬けたよ」とこちらも新しい写真が。繰り返すけど、グループLINEではなく個別のやりとりでこれ。私も含め離れた場所にいる3人が、示し合わせたように同日に梅シロップを仕込み、その写真を送りあうというおもしろ現象が起こっていた。なにこの似たもの親子。

画像フォルダに、三者の梅シロップが一気に増えた。笑える。我が家の梅シロップが飲めるようになるのは2週間後。青梅にはないフルーティーさ、どんなのだろ? 楽しみ。