抹茶どらやきと聞いて思い浮かべるのは、どらやきの生地が抹茶味、それとも中に抹茶あん、はたまた抹茶クリームか。
静岡県藤枝市のお茶屋さん「真茶園」の抹茶どらやきは、抹茶生地のあいだに抹茶クリーム、そして粒あんという組み合わせ。見た目も味も香りも抹茶づくし!
しっとりやわらかな生地にふわっと軽いクリーム、ぎゅっと詰まったあんこ。全体的に甘さ控えめで、お茶の香りが立ってる。激うま。
このどらやき、静岡の実家から折にふれて送ってくれる。今回は、新登場だという和紅茶のどらやきが入っていた。静岡県では、実は紅茶も生産しているのです。緑茶ほどの量ではないけれど、全国的に見ると生産量が多い地域。
紅茶のどらやきなんて初めて。色がきれいだなー。生地とクリームに紅茶入り、そしてやっぱり粒あん。紅茶とあんこの組み合わせってめずらしいけど、味も香りもまったく違和感なし。むしろなんで今まで出会わなかったのかというおいしさ。一緒にあわせる飲み物は、それこそ紅茶でも緑茶でも、なんならコーヒーも合いそう。
まだ続くどらやき紹介、この時期ならではの商品といえば、
「新茶」バージョンのどらやき! 黒パッケージが高級感。
比較のために断面を。新茶も基本も同じ構成。使ってる茶葉が新茶ということなんだろうけれど、はっきりした味の差があるかというと、えーっと、正直、私の凡庸な舌ではちょっとわかりませんでした……焦。違いのわからない女で残念だが、これは新茶だ!と思って食べると、縁起よさげかつおいしさもアップする気がするのだった。そういうものよね。