旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


クリスマスの一日

クリスマスツリーもイルミネーションもないし、特別なキラキラ感もなく普段どおりの週末だった我が家。朝から工事業者を呼んでキッチンの排水管づまりを直してもらい、図書館で年内最後の貸し借りをし、ドラッグストアでおやつと牛乳を購入し、歯医者に行った。一日中バタバタ。

それでも、今年初めて、なんとなくクリスマスというものを理解しはじめた2歳児にささやかなプレゼントを用意した。昨日寝る前に「サンタさんが来てプレゼントを持ってきてくれるかもよ~」と話しておいたのだけど、子は「プレゼントいらない。何もほしくない。サンタさんこない」。急に話題にでてきた「サンタ」なるイレギュラーな訪問者が怖かったのかもしれない。

そして今朝、目覚めてから気づくようにソファーにプレゼントを置いておいたのだけど、子は喜ぶというより戸惑いの表情。私が変なテンションで「うわあ、なんだろね? ああっ、もしかしてプレゼントじゃない? サンタさん来てくれたんじゃなーい!?」と妙に騒いでみせたため、なおさら不審感を募らせたようであった。時間をかけて、恐る恐るという感じで中を見て、好きなミニカーが入っているとわかるとやっと態度を軟化。どうやらお気に召したようで、そのあとはずっと持ち歩いてよく遊んでいた。あーよかった、どうなることかと思った。母の小芝居も少しは報われた。

 

f:id:lovestamp:20211226005842j:plain

クリスマスケーキも特に用意するつもりはなかったのだけど、職場で社員全員にホールケーキが配られるという謎のプレゼント企画があり、4号サイズ(3~4人分)を持ち帰った(びっくりした)。

子どもにケーキも生クリームも食べさせたことがなく、まだ早いかな、そろそろ解禁しようかなと迷っていたのだけど、ニュース番組で「クリスマスケーキづくりに大忙しのケーキ店」の映像を見たとたん、子が「わあ、おいしそう! ケーキ食べた~い! 」。この無邪気な欲望にこたえて喜ばせてやりたくなり、初めてのショートケーキをあげることに。目をキラキラさせてフォークをあやつり、「この世にこんな旨いものがあったなんて」という勢いでむしゃむしゃと食べていた。わかる、おいしいよね~。食べたあと鼻のあたまにクリームがついており、こんな漫画的表現みたいなことが本当に起こるんだなあと感心した。そんな一日。なんということもないけど、おおむね良いクリスマスの日でしたとさ。