先日食べたケーキが非常においしかった。野々市にあるサンニコラの「タルト・タタン・カシス」。
りんご丸ごと一個（！）をオーブンで焼いた上に、カシスのホイップクリームがのっている。りんごの下にはザクザクのガレット生地。じっくり火をとおしたりんごは、表面から中心部まで一切ムラがない見事な飴色。食感はねっとりして濃密（くたくたに柔らかいのでもなく、煮詰めすぎてかたいのでもなく絶妙）。カラメル味が全体にいきわたっていて、ひと口で「ほろ苦い・甘い・甘酸っぱい」が溶け合っていた。おいしいなぁ……と、しみじみ感激しながら味わった。
お店の企画で年に一度「サンニコラの日」というのがあって、その日に限りケーキがすべて20％引き。今年は12月6日だった。ブログを見返してみたら一年前も二年前も行っていた。我が家における年末の恒例行事になってるなー。
また別の日、お蕎麦屋さんに行った。ちょっと早いけど、心構えとしては年越しそばのつもり（大晦日の密を避けるべく前倒しで）。同じ農家が作った今年の新そばと昨秋のそばの盛り合わせを注文。味に違いはあるのだろうか、そもそも私にそれがわかるのかいなとやや自信のないまま食べ比べ。結果、新そばのほうが明らかに香りが強かった。若くて青みのある香りというか。といっても、どちらか新そばなのかわかっていて食べたからそう思っただけで、どちらがどちらなのかを知らされずに食べた場合、同じ感想を持ったかどうかは謎である。（そばの写真は撮りそこねたので、一緒に注文した桜えび・玉ねぎ・かぼちゃのかき揚げの写真をのせておく）
フライング年越しそばも食べたし、年賀状印刷も注文済みだし、普段は手を付けない部分の掃除も少しずつ始めたし、いよいよ年末感が漂ってきた。一年あっという間だよ、本当に。
